子どもの貧困・教育格差の解決を支援する | CFC - 子どもの貧困・教育格差を解決するため、経済困窮世帯の子どもたちへの支援活動として、寄付金を元に、学習塾や習い事などで利用できる「スタディクーポン」を提供しています。 https://cfc.or.jp 子どもの貧困・教育格差を解決するため、経済困窮世帯の子どもたちへの支援活動として、寄付金を元に、学習塾や習い事などで利用できる「スタディクーポン」を提供しています。 Thu, 28 Mar 2024 11:31:42 +0000 ja hourly 1 本WEBサイトのシステムメンテナンスのお知らせ(3/28 22:00〜3/29 5:00) https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/26/36410/ https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/26/36410/#respond Tue, 26 Mar 2024 09:11:58 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36410 3/28 22時〜3/29 5時にかけて、当法人WEBサイトリニューアルにかかわるシステムメンテナンスがございます。表示が不安定になることがございますので、同時間帯を避けて本WEBサイトをご覧いただけますようお願い申し上げます。

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いつも温かいご支援をありがとうございます。
チャンス・フォー・チルドレンより、本WEBサイトのシステムメンテナンスのお知らせです。

誠に勝手ながら、以下日時で、当法人WEBサイトリニューアルにかかわるシステムメンテナンスがございます。表示が不安定になることがございますので、本WEBサイトをご覧いただいている皆さまにつきましては、以下時間帯を避けていただけますようお願い申し上げます。
 
■システムメンテナンス日時
2024年3月28日(木)22:00~2024年3月29日(金)05:00
 

チャンス・フォー・チルドレン事務局

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https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/26/36410/feed/ 0
代表理事・今井による初の著書『体験格差』が講談社現代新書より発売されます! https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/21/36367/ https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/21/36367/#respond Thu, 21 Mar 2024 00:00:29 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36367 この度、CFC代表理事 今井悠介による初の著書『体験格差』が講談社現代新書より発売されることになりました。書籍は4/18より全国書店およびオンライン書店で発売されます。また、本日よりAmazon公式サイトで予約購入の受付も開始しました。

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この度、CFC代表理事の今井悠介による初の著書『体験格差』が講談社現代新書より発売されることになりました。

書籍は4月18日より全国書店およびオンライン書店で発売されます。また、本日よりAmazon公式サイトで予約購入の受付も開始しました。

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■この書籍について

昨年の夏、あるシングルマザーの方から、こんなお話を聞いた。

息子が突然正座になって、泣きながら「サッカーがしたいです」と言ったんです。

それは、まだ小学生の一人息子が、幼いなりに自分の家庭の状況を理解し、ようやく口にできた願いだった。たった一人で悩んだ末、正座をして、涙を流しながら。私が本書で考えたい「体験格差」というテーマが、この場面に凝縮しているように思える。

私たちが暮らす日本社会には、様々なスポーツや文化的な活動、休日の旅行や楽しいアクティビティなど、子どもの成長に大きな影響を与え得る多種多様な「体験」を、「したいと思えば自由にできる(させてもらえる)子どもたち」と、「したいと思ってもできない(させてもらえない)子どもたち」がいる。そこには明らかに大きな「格差」がある。

その格差は、直接的には「生まれ」に、特に親の経済的な状況に関係している。年齢を重ねるにつれ、大人に近づくにつれ、低所得家庭の子どもたちは、してみたいと思ったこと、やってみたいと思ったことを、そのまままっすぐには言えなくなっていく。

私たちは、数多くの子どもたちが直面してきたこうした「体験」の格差について、どれほど真剣に考えてきただろうか。「サッカーがしたいです」と声をしぼり出す子どもたちの姿を、どれくらい想像し、理解し、対策を考え、実行してきただろうか。(中略)

私たち、日本社会で生きる大人たちの多くは、子どもたちにとっての「体験」の機会を、いまだ「必需品」だとは見なしていないのだろう。(中略)

もちろん日本でも、自分自身の子どもに対して様々な「体験」を与えたいと願い、実際にその機会を与える親は数多く存在する。だが、それがあくまで個々の家庭ごとの話にとどまっている限り、裕福な家庭に生まれた子どもたちはともかく、低所得家庭の子どもたち、あるいはその他のハンディキャップを抱えている家庭の子どもたちは、誰からのサポートも得られずに置き去りにされるだろう。そして、実際に置き去りにされてきたのだ。

重要な分岐点は、「私の子ども」だけではなく、「すべての子ども」に対して、「体験」の機会を届けようとするかどうかにある。「体験格差」をなくそうという意思を、社会全体として持つかどうかにある。

(本書「はじめに」より一部抜粋)

【書籍の構成】

第一部では、CFCが全国2000人以上の小学生保護者を対象に行った「子どもの『体験格差』実態調査」のデータから浮き彫りとなった、子どもの「体験」を取り巻く現状について様々な角度からまとめました。

また第二部では、著者の今井自身が日本各地を巡り経済困窮家庭の保護者をはじめ体験格差の「当事者」の方々から伺ったお話をインタビュー形式でご紹介し、調査データのみでは見えてきづらい体験格差のリアルに迫ります。

そして第三部では、日本社会が子どもの「体験格差」とどのように向き合い、解決に向けて何をなすべきなのか、5つの提案とともに考えていきます。

【書籍の目次】

はじめに

第一部 体験格差の実態
1.「お金」と体験格差
2.「放課後」の体験格差
3.「休日」の体験格差
4.「地域」と体験格差
5.「親」の体験格差
6.体験格差の「現在地」から

第二部 それぞれの体験格差
1.ひとり親家庭の子ども
2.私が子どもだった頃
3.マイノリティの子ども
4.体験の少ない子ども時代の意味

第三部 体験格差に抗う
1.社会で体験を支える
2.誰が体験を担うのか

おわりに

■著者プロフィール:今井悠介

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事。1986年生まれ。兵庫県出身。

小学生のときに阪神・淡路大震災を経験。学生時代、NPO法人ブレーンヒューマニティーで不登校の子どもの支援や体験活動に携わる。公文教育研究会を経て、東日本大震災を契機に2011年チャンス・フォー・チルドレン設立。

6000人以上の生活困窮家庭の子どもの学びを支援。2021年より体験格差解消を目指し「子どもの体験奨学金事業」を立ち上げ、全国展開。本書が初の単著となる。

【出版によせて(著者メッセージ)】

学生時代のボランティア活動、そして2011年に設立したチャンス・フォー・チルドレンでの約13年間の活動を通じて、子どもたちが「体験」をきっかけに多様な価値観に触れたり、人の温かさに触れたりしながら成長していく様子を目の当たりにしてきました。

一方、チャンス・フォー・チルドレンの活動を通じて経済困窮家庭の子どもたちを支援する中で、子どもたち自身がいかんともしがたい事情により「やってみたい」という思いに蓋をせざるをえないという声を数多く聞いてきました。実際、私たちが2022年に実施した調査結果からも、「経済困窮家庭の小学生の約3人に1人が体験ゼロ」という結果をはじめとした「体験格差」の実態が浮き彫りになりました。

子どもたちの「体験」を取り巻く現状を変えていく上では、「体験格差」の現実を多くの方に知っていただき、議論していく必要があります。長年にわたり見過ごされてきた「体験格差」という課題の実情を広く社会全体に共有し、課題解決に向けた議論を深めていくための土台をつくりたい。そんな思いで、本書を書き進めてきました。多くの方に本書を手に取っていただき、「体験格差」について考えるきっかけを持っていただけたら幸いです。

なお、本書の印税は公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンを通じて「体験格差」の解消に向けた活動に充てさせていただきます。

■書籍の概要

・タイトル  体験格差
・著者    今井悠介
・発行元   株式会社講談社
・定価    990円(本体900円+税)
・刊行日   2024年4月18日
・判型    新書判
・総ページ数 208ページ
・ISBNコード 978-4-06-535363-9

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https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/21/36367/feed/ 0
【緊急支援募金】能登半島地震で被災した子どもたちの学びを止めないために、ご協力をお願いします https://cfc.or.jp/archives/news/2024/02/26/36015/ https://cfc.or.jp/archives/news/2024/02/26/36015/#respond Mon, 26 Feb 2024 02:00:17 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36015 このたび、令和6年 能登半島地震で被災した子どもたちに「スタディクーポン」を提供するため、緊急支援募金を開始しました。子どもたちが学びを諦めることがないよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

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CFCは能登半島地震に被災した子どもたちに対しての教育支援をはじめました

このたびCFCでは、令和6年 能登半島地震で被災した子どもたちに対して、学習塾や習い事等で利用できる「スタディクーポン」を提供するため、緊急支援募金を開始しました。

震災発生以降、CFCは被災地域で活動するNPO等と連携し、ニーズの調査を行ってまいりました。

被災した子どもたちからは、今後の学習に対する不安や部活動等の機会が奪われている等の切実な声が寄せられており、子どもたちの学びや体験を支える支援が急務です。

CFCはこれまでの東日本大震災や大規模災害での支援経験を活かして、被災地域の団体等と連携し、被災した子どもたちに対して、学習塾や習い事等に利用できるスタディクーポンを提供します。

能登半島地震によって、子どもたちが学びを諦めることがないよう、緊急支援募金へのご協力をよろしくお願いいたします。

※ご寄付の使途を指定するため、申込みフォームの「ご質問・ご連絡事項」欄に
能登半島地震」とご入力ください。

寄付はこちら

◆「能登半島地震 緊急子ども教育支援募金」概要

・募集期間:2024年2月26日~2024年5月31日
※現地の状況によっては期間を延期する可能性があります

・一次目標金額:1,000万円(約130名分の支援金額に相当)

・寄付金使途:90%以上を事業費(65%以上をクーポン提供額、残り25%程度を利用者募集等の事業運営費)として、10%未満を法人運営費(寄付金募集費用等)として使用

※クーポン利用期間は2024年6月頃~2025年3月末までを予定しています。2025年4月以降の継続支援については、現地の状況やニーズ等を鑑みて判断いたします。
※クーポン有効期限時点で未使用のクーポンは、大規模災害等の緊急支援のための資金として指定正味財産に繰入れ、今後の大規模災害が発生した際の支援に活用させていただく場合があります。

 個人でのご寄付

こちらの申込フォームからお手続きをお願いいたします。
※ご寄付の使途を指定するため、申込みフォームの「ご質問・ご連絡事項」欄に「能登半島地震」とご入力ください。

 企業・団体でのご寄付

能登半島地震支援のために社内での募金や企業団体としての支援を実施する予定がありましたら、寄付先としてご検討ください。

寄付金の使途を指定するために、寄付申込フォーム(企業・団体用)にご連絡の上、お振込みをお願いいたします。なお、フォームの「10.プロジェクト指定」は「能登半島地震」を選択してください(振込先はフォーム入力後にメールにて通知します)。

※ご寄付の使途を指定するため、申込みフォームの「ご質問・ご連絡事項」欄に
能登半島地震」とご入力ください。

寄付はこちら

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]]> https://cfc.or.jp/archives/news/2024/02/26/36015/feed/ 0 SMBCグループと協働で1000万円規模の能登半島地震緊急支援を実施 https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/25/36385/ https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/25/36385/#respond Mon, 25 Mar 2024 04:00:21 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36385 CFCは、三井住友フィナンシャルグループとともに、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちを対象とした、1,000万円規模の「SMBCグループ・スタディクーポン(能登半島地震子ども緊急支援)」を実施いたします。

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CFCは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下「SMBCグループ」)とともに、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちを対象とした、1,000万円規模の「SMBCグループ・スタディクーポン(能登半島地震子ども緊急支援)」を実施いたします。

本プロジェクトでは、SMBCグループからの資金支援を元に、被災した子どもたちに対し学習塾や予備校、習い事等の費用として利用できる「スタディクーポン」を提供します。

CFCとSMBCグループは、国内の子どもの教育格差の解消を目指し2023年5月より協働事業を開始し、SMBCグループからの3億円規模の資金支援にとどまらず、社員出向やプロボノ派遣の受け入れ等を通じて「SMBCグループ・スタディクーポン事業」を共同運営してまいりました。

なお、能登半島地震緊急支援にかかる本プロジェクトは、SMBCグループから新たに資金支援を受けて実施いたします。本プロジェクトの始動にあたっては、3月下旬にクーポン利用者募集・利用審査の開始、6月頃に利用者決定・クーポン利用開始を予定しております。

CFCでは引き続き、SMBCグループと緊密に連携しながら、本プロジェクトを通じて被災地域の子どもたちの学びと体験を支えてまいります。

■スタディクーポンとは

登録された学習塾や習い事等で利用できるクーポンです。子どもたちは、学習塾・習い事等の受講料としてクーポンを利用することができます。

【スタディクーポンの特徴】

①使途を子どもの教育サービスへの利用に限定
現金給付ではなくクーポンを支給することで、使途を子どもの教育に限定できるため、確実に子どもに教育機会を届けることができます。

②学習、体験活動等、子どもたちひとり一人のニーズに合わせた利用が可能
クーポンの利用先は、学習塾や予備校に限らず、スポーツや文化芸術等の習い事やクラブ活動、キャンプ等の体験活動などの多様な選択肢の中から、子どもたちひとり一人のニーズに合わせて選択できます。

③被災地域の教育事業者の復興と自立に寄与
クーポンの利用先となる地域の教育事業者には、利用実績に基づきCFCから受講料を支払います。クーポンによる支援は、子どもたちへの教育支援にとどまらず、自らも被災した地域の教育事業者の復興・自立支援にも貢献します。

■法人概要

・名称
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

・活動内容
経済的困難を抱える子どもたちに対して学習塾や習い事等で利用できるスタディクーポンを提供。同時に大学生ボランティアが定期的な面談を行い、学習・進路相談やクーポン利用に関するアドバイスを行う。

・代表者
今井悠介、奥野慧

・沿革
阪神・淡路大震災で被災した子どもたちの支援を行っていた特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティーのプロジェクトとして2009年11月に発足。東日本大震災発生に伴い継続的な支援活動を展開するため、同団体から独立し2011年6月に一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン設立。2014年1月に内閣総理大臣より認定を受け、公益社団法人となる。

・緊急支援実績
2016年度~2017年度 平成28年熊本地震緊急支援活動を実施
2018年度~2019年度 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)緊急支援活動を実施
2020年度~2021年度 新型コロナウイルス感染症緊急支援活動を実施

・事業所
東京事務局: 東京都墨田区錦糸1丁目11-1 ノイエヤマザキ5階
仙台事務局: 宮城県仙台市青葉区本町1丁目13-24 錦ビル7階
関西事務局: 兵庫県西宮市甲風園1丁目3番12号 カミヤビル3階

・連絡先
電話番号: 03-5809-7394 ※平日11時~17時(土日祝を除く)
メールアドレス: info@cfc.or.jp

能登半島地震で被災した子どもたちの学びを応援してください

被災した子どもたちからは、今後の学習に対する不安や部活動等の機会が奪われている等の切実な声が寄せられており、子どもたちを支える支援が急務です。

能登半島地震によって、子どもたちが学びを諦めることがないよう、緊急支援募金へのご協力をよろしくお願いいたします。

>>支援方法の詳細をみる

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https://cfc.or.jp/archives/news/2024/03/25/36385/feed/ 0
子どもたちの周囲にハーモニィ(調和)ある人間関係の輪を拡げるために~ポニー教室等を運営する「ハーモニィセンター」さまにお話を伺いました https://cfc.or.jp/archives/report/2024/03/18/36312/ https://cfc.or.jp/archives/report/2024/03/18/36312/#respond Mon, 18 Mar 2024 08:19:54 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36312 スタディクーポンの利用先は、学習塾だけではありません。牧場でのポニー教室等を実施しているハーモニィセンターさまがその一例です。今回、代表の村松さまに活動の経緯や、生き物との触れ合いを通じて成長する子どもたちの様子等について、お話を伺いました!

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左から:CFC斉吉、公益財団法人ハーモニィセンター代表理事 村松真哉さん、CFC入安

スタディクーポンの利用先は、学習塾だけではありません参考

その一例が、長野県茅野市の「蓼科たてしなポニー牧場」と茨城県取手市の「小貝川こかいがわポニー牧場」。

こちらの2施設では、子どもたちを対象としたキャンプやポニー教室を実施しており、乗馬はもちろん、馬の手入れや馬房の掃除などを通した様々な体験と成長の場を子どもたちに提供しています。

今回は、牧場を運営している「公益財団法人ハーモニィセンター」さまをご紹介します。

■原点は、ロンドンで目の当たりにしたポニーに乗る少年への憧れ

現在のハーモニィセンターの原点は、さかのぼれば60年以上前、1961年に20代の若者が集まって始めたサークル活動でした。

少し前からアメリカで行われていた社会運動に触発され、当時社会問題となっていた若者の非行と孤立の問題を解決するために「少年非行の予防のためには、子どもたちの周囲にハーモニィ(調和)ある人間関係の輪を拡げていくことが必要だ」との想いから生まれた集まりが、後にハーモニィセンターの活動の母体となりました。

1ドル360円近くだった当時は、海外に渡航できる人が今以上に限られていた時代でしたが、活動を行う中で「外国へ行ってみたい」という声が若者から出たそうです。そして海外体験プログラムを企画し、ヨーロッパに訪問した際、ロンドンの公園で見たポニーにまたがった少年たちへの憧憬と鮮烈な印象に、「これを日本の子どもたちにとっても当たり前の風景にしたい」との思いが、のちのハーモニィセンターの事業に繋がります。

その後1972年に、当時の代表者の出身地だった北海道にて初めて、18泊19日にわたるポニーキャンプを実施し、その翌年には町田市にポニークラブを設立します。

そうして事業を拡大しながら、今日こんにちでは「蓼科ポニー牧場」、「小貝川ポニー牧場」といった牧場2つを含めた7つの施設を運営し、各地で90頭ほどのポニーを飼育しているのだそうです。

また、事業はポニー牧場の運営以外にも、キャンプ等の体験活動の企画・運営や、国際交流、社会教育に関するフォーラム・シンポジウムの開催など、多岐にわたります。


小貝川ポニー牧場での川べり乗馬散歩の様子

■街中に溶け込み、生活の側で自然と存在するポニースクール

都内のポニースクールに実際に足を運んでみると、公園や学校などの公共施設が立ち並ぶ一角の公園内で周囲には戸建ての住宅も多くあるような立地にあり、生活の場に馴染んでいるのが印象的です。馬場という言葉からイメージするような広さはなく、目の届く範囲で収まるような、こぢんまりとした安心感があります。

実際にこちらのスクールに通う子どもたちが学校を終えたあと、三々五々に集まってきて、自分たちのペースで馬の世話や準備を進めていきます。

代表理事の村松真哉さんは、ハーモニィセンターが提供する場は「第三の場所というよりも第四の場所に近い」感覚だと話します。確かに、子どもたちにとって、学校外で教科学習を提供する場が「第三の場所」であるならば、ポニー教室のような実体験を提供する場は「第四の場所」と呼ぶのにふさわしいようにも感じます。

そして、馬と触れ合うことの大きな利点として、村松さんは「乗馬をしていると30分もあれば、おっかないとか、危なかったとか、きもちいいとか、普段なかなか意識しない、感じないようなたくさんのことを馬から教えてもらえる」のだと言います。ほんの少しの時間でも、馬と触れ合い、様々な感情や出来事を肌で感じる経験が、子どもの成長過程においてはとても貴重なことなのかもしれません。

「活動を始めてからここ数十年、『ポニーはパンを超えられるのか』とずっと考えていて。最近答えがでたんです。『両方必要だ』って。」(村松さん)


(写真)ポニースクールの様子

■ハーモニィ(調和)ある人間関係の輪を

ハーモニィセンターでは、「すべての人に対して、その尊さを信じよう。」という思いを讃えた「ハーモニー憲章」を掲げています。

【ハーモニィ憲章】
1.すべての人に対して、その尊さを信じよう。
2.すべての人に対して、その身になって考えよう。
3.すべての人に対して、我(が)をすてて思いやりをもって接しよう。
4.すべての人に対して、明るい面を見ていこう。
5.すべての人に対して、愛とまごころをささげよう。
6.すべての人に対して、ほほえみと感謝のことばをなげかけよう。
7.すべての人に対して、ハーモニィ(調和)をまっとうしよう。
参照:ハーモニィセンターのこと

「子どもたちの周囲にハーモニィ(調和)ある人間関係の輪を拡げていく」という創立メンバーの想いは、60年以上たった今もハーモニィセンターのメンバーに受け継がれ、「こういうことをやってみたい」「こういうことをやったら喜んでもらえるんじゃないか」という思いを大切にしながら活動しているのだそう。

村松さんご自身は、様々な場面で感じる「ここに馬がいたらいいのに…」という思いを、一つでも多く現実の風景にすることが残りの人生に与えられたミッションと考え、日々活動していると言います。

****

村松さんには取材へのご協力や施設のご案内など、お忙しい中快く応じていただき本当にありがとうございました!

子どもたちが自分たちの住む街や自然と調和しながらポニーの世話をしている様子を垣間見ることができ、生活のすぐそばに生き物と触れあえる場があることの意義深さを感じました。

また、スクールに通っている子どもたちは、異年齢でコミュニケーションとるなど、人間関係の広がりを感じました。家庭の経済状況をはじめ様々な理由で、人間関係を広げる機会が限定されてしまう家庭のお子さんにとって、このような場はとても大切だと感じます。

CFCでは、教科学習などの机上の学びに限らない、多様な学びと体験の機会を支えることができるように、引き続き、ハーモニィセンターさまをはじめとする利用先の皆さまと協力しながら事業に取り組んでいきたいと思います!

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【震災13年】3.11街頭募金活動を宮城・東京で実施しました! https://cfc.or.jp/archives/event/2024/03/12/36280/ https://cfc.or.jp/archives/event/2024/03/12/36280/#respond Tue, 12 Mar 2024 09:09:59 +0000 https://cfc.or.jp/?p=36280 東日本大震災から13年を迎えた2024年3月11日、当法人のボランティアスタッフらが中心となって、宮城・東京で街頭募金活動を行いました。足を止めてご協力くださった皆さまには、改めて心から感謝を申し上げます。

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東日本大震災から13年を迎えた2024年3月11日、当法人のボランティアスタッフらが中心となって、宮城・東京で街頭募金活動を行いました。

今回の活動で、総額40万1,941円(宮城35万296円、東京5万1,645円)ものご寄付をいただきました。ご寄付は、およそ小学生2名分の1年間の支援額になります。皆さまからいただいたご寄付は、大切に被災地域の子どもたちの教育支援に使用させていただきます。足を止めてご協力くださった皆さまには、改めて心から感謝申し上げます。

●宮城チーム募金スタッフより

13年前のあの日、小学生だった私が住んでいた山形は大きな揺れと物が落ちる程度の被害でしたが、後日、隣県の被害の大きさに驚いたことを覚えています。震災から数年後、宮城の被災地に訪れ、被害の大きさや被災されて困っている方がたくさんいる現状を知りました。

それから私は宮城の大学に進学し、防災教育を学ぶ中で、私にもできることがないかと考えたとき、CFCが街頭募金活動を行っていることを知り参加しました。募金活動中には幅広い年代の方にご寄付をいただき、たくさんの方が私たちの活動に目を向け、足を止めてくださいました。励ましや感謝のお言葉をかけてくださる方もいらっしゃいました。この募金活動が、CFCの大学生ボランティアだけでなく、町の方も含めて、被災された方への支援や震災に対する意識の向上にも繋がっていることを実感しました。

現在も日本各地では、様々な災害が発生し、生活が厳しい環境下に置かれている方々もたくさんおられるかと思います。皆様が少しでも早く、穏やかな日々が過ごせますよう、これからも活動に精進してまいります。(舟越一葵/当法人ボランティア)

 

●東京チーム募金スタッフより

東北に住んでいた親戚から東日本大震災のことを聞くことはありましたが、当時の私は関西在住の小学生だったこともあり、震災について多くは知りませんでした。しかし、現在大学生である自分より下の世代の人たちは、もっと震災のことを知らないのかもしれない。13年が経った今だからこそ、記憶を受け継いでいくことが大切なのではないかと考え、今回、街頭募金活動に参加しました。

緊張しながらも街の方に声をかけてみると、思った以上に色んな方が立ち止まってくださり、「寒い中がんばってね」とねぎらってくださる方や、立ち止まらなくても、私たちを見て「あ、今日は3.11か」と思い出してくださる方もいらっしゃいました。また、小さなお子さんが親御さんと一緒に寄付をしてくれたこともありました。子どもたちがすすんで震災のことを調べることは少ないかもしれませんが、こうした機会によって、より多くの方が少しでも被災された方のことを想ってくれればと思っています。

本日は、温かい人と人とのつながりを感じた1日でした。寒いなか足を止めてくださった皆さま、本当にありがとうございました。(根岸なな子/大学生ボランティア)

◆街頭募金活動の実施概要

開催日時・場所 【宮城】2024年3月11日(月)11:00~16:00
・仙台三越一番町通り付近
・藤崎ファーストタワー館付近

【東京】2024年3月11日(月)14:00~16:00
・JR東京駅丸の内南口 東京中央郵便局 周辺

寄付総額 40万1,941円(内訳:宮城35万296円、東京5万1,645円)
寄付金の使途 東日本大震災の被災地域の子どもたちが塾や習い事で使用できるスタディクーポンの費用等

【遠方にお住まいの方へ】オンライン募金にご協力をお願いします!

子ども後ろ姿

東日本大震災から12年が経ちましたが、今もできることがあります。ぜひネット募金を通じて、子どもたちを応援していただけると嬉しいです。

>>ご寄付はこちら

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https://cfc.or.jp/archives/event/2024/03/12/36280/feed/ 0