公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

チャンス・フォー・チルドレン設立10年レポート

CFC設立10年

スタディクーポン、卒業生の今

CONTENTS

スタディクーポン、
卒業生の今

CFCの設⽴から10年。これまで延べ4,600⼈以上の⼦どもたちに学習塾や習い事などで利⽤できるスタディクーポンを提供してきました。今回、過去にクーポンを利⽤した8⼈の卒業⽣と1⼈の現役利⽤者のもとを訪ね、お話を伺いました。10年の活動を通じて出会った彼らや彼⼥たちの「今」をお伝えします。

※プライバシーを考慮して仮名で掲載しております

CFC10年のあゆみ10 YEARS & COUNTING

CFCは、阪神・淡路大震災を原点とするNPO法人ブレーンヒューマニティーのプロジェクトとして発足し、2010年に関西事業を開始。
東日本大震災を契機に独立し、2011年6月20日に法人設立しました。

  • 2010

    CFCスタディクーポン事業

    関西事業

    [主に兵庫県、大阪府、京都府]
    (2010年〜現在)

  • 2011

    東北事業

    [主に宮城県、岩⼿県、福島県]
    (2011年〜現在)

    東日本大震災発生

    CFC法人設立。東北での活動をスタート

  • 2012

    自治体協働事業

    ⼤阪市協働事業

    (2012年〜現在)

    クーポン型の学校外教育費助成事業が大阪市で初の政策化

  • 2013

  • 2014

    公益社団法人に認定

  • 2015

    『東日本大震災被災地・子ども教育白書』発刊

    協力:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

  • 2016

    緊急支援事業

    熊本地震緊急⽀援

    [熊本県]
    (2016年〜2017年)

  • 2017

    渋⾕区協働事業

    (2017年〜現在)

    スタディクーポン・イニシアティブ発足。全国の自治体政策へ

  • 2018

    ⻄⽇本豪⾬緊急⽀援

    [岡⼭県]
    (2018年〜2019年)

    上峰町協働事業

    (2018年〜現在)

    CFCサポート会員(マンスリーサポーター)が1,000人に

  • 2019

    千葉市協働事業

    (2019年〜現在)

  • 2020

    新型コロナ緊急⽀援

    [東北、関東、関⻄]
    (2020年〜2021年)

    那覇市協働事業

    (2020年〜現在)

  • 2021

    国⽴市協働事業

    (2021年〜現在)

    法人設立10年

  • 2022

CFC by the Numbers数字で見るCFCの10年

CFCの活動は、多くの皆様の
温かい関わりによって成り立っています。
これまでの10年を数字でご紹介します。

※これらは、主に寄付金を原資にCFCが自主運営する事業に関する数字です。
自治体などの受託事業については、数字に含んでいません。

MESSAGEチャンス・フォー・チルドレン
設立10年。
支えてくださった皆様に
感謝を込めて

私たちは子どもたちの教育格差をなくすことを目的にCFCを立ち上げ、今年で法人設立から10年を迎えました。

2011年、東日本大震災直後の仙台。マンションの一室で開始したスタディクーポンの利用者募集では、150人の定員に対し、1,700人以上のご家庭から応募があり、大半を落選とせざるを得ませんでした。期待に応えられなかった悔しさは今も残り続けています。

あのときから10年が経ちました。これまでに1万人以上のサポーターの皆様が支えてくださり、延べ4,678人の子どもたちにクーポンを届けることができました。

東北と関西で小さく始まったスタディクーポンが、全国各地の自治体政策にまで広がってきています。

10年前にクーポンを届けた子どもたちの多くはすでに成人しています。クーポンを使った後、彼らや彼女たちはどうなったのだろう。そんな思いで、これまでに出会ったクーポン利用者の卒業生や現役生の皆様からお話を伺い、記事にまとめました。

日々悩みながらも自分の道を懸命に歩み続ける彼らや彼女たちの姿を見て、お話を聞いて、そのプロセスにほんの少しでも関われたことを改めて嬉しく思いました。

クーポンをきっかけとした学びや経験、人との出会いが、子どもたちの人生を豊かなものにすると信じて、今後も活動を続けてまいります。

10年に渡る皆様からのご支援に心から感謝を申しあげます。今後とも、CFCの活動を応援いただけますと幸いです。