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仲間の支えが「何もできない自分」を変える(大学生ボランティアの声)

CFCでブラザー・シスター(ブラシス)として活動している佐々木晃子(尚絅学院大学2年)です。7月に入り、仙台でも気温がグングン上がって夏本番という感じになってきました!今日は私の活動への思いをお伝えしたいと思います。

◆東北で被災。中学生の時に感じた「無力感」

私は東日本大震災の時、宮城県の山間部に住んでいました。山間部だったので、電気が1週間止まる程度で特に大きな被害はありませんでした。電気が復旧した後、最初にテレビで見たのは、沿岸部の悲惨な姿でした。その姿を見て、何か支援できたらと思っていたのですが、当時、私は中学生で行動に移すこともできなくて、「何もできない」という無力さを感じていました。

そんな気持ちを持ったまま、中学を卒業し、高校、大学へと進学しました。大学でCFCの説明を聞いて、最初はなんとなく興味を持つ程度でしたが、CFCの事務所に行って詳しく話を聞いてから、中学生の時に感じていた「無力感」を思いだし、役に立ちたい、何も出来ない自分を変えたいと思い活動に参加しました。

◆仲間の支えが何もできない自分を変える

CFCに入ってから、子どもたちと電話面談をしてみて最初に感じたのは「本当に自分は役に立っているのだろうか?」ということでした。もともと、相手の顔が見えない電話があまり得意ではなく、すごく緊張してうまく話せないし、相手もどう思っているか、自分に気を遣っているんじゃないかと不安でした。

その不安をシェアリングの場(子どもとの面談での悩みごと等を他のブラシスと共有する場)で、他のブラシスに相談してみたら、いろんなアドバイスをもらったり、自分の改善点を指摘してもらえて、悩みが軽減しただけでなく、気軽に相談していいんだと思える瞬間でもありました。仲間の支えがあるから、面談に対しての不安が減ったり、楽しく活動出来るんだなと思いました。

また、CFCで活動していて1番やっていてよかったなと思った出来事が、担当している子と実際に会って面談をしたとき、その子が笑顔で「晃子さんとお話しできてよかったです!」と言ってくれたことです。その言葉を聞いて悩みや不安が全部すっ飛んで、そう思ってくれて嬉しいな、何もできなかった自分はいなくなったと思いました。

今も活動していて、被災した子どもたちの役に立てていると思うと嬉しく感じます。そして、面談している子どもたちに、「この人と面談していてよかったな」と思ってもらえるように努力し続けていきたいです。

【子どもの貧困や教育格差、CFCの活動についてもっと知りたいあなたへ】

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