CFCは経済的な困難を抱える子どもたちに、
学習塾や習い事、体験活動等で利用できるスタディ
クーポンを提供し、教育格差の解消を目指します。
Point 1
クーポンの使途は子どもの教育に限定
寄付金を原資に、経済的困難を抱える家庭の子どもたちへ学校外の教育機関で利用できるスタディクーポンを提供しています(年額15万~30万円分)。現金給付と違い、使途を教育に限定できるので、子どもたちに確実に教育の機会を提供することができます。
Point 2
学習や体験活動など豊富な選択肢
Point 3
大学生ボランティアによる見守り
大学生ボランティア(=ブラザー・シスター)が定期的な、電話や面談を通して学習や進路の相談に応じ、安心してクーポンを利用できるようサポートします。また、コーディネーター(職員)が、子どもや家庭に対してクーポン利用先や支援機関の紹介などを行います。

■スタディクーポンを利用した子どもの声
「ひとり親の母に負担をかけずに通塾し、進学したい」
私はこのクーポンを使って行きたかった塾に通いたいです。なぜなら、学校だけでは追いついていけない部分があり、どうしても塾に通いたいと前から思っていました。
今までは、友達や家族に教えてもらっていたけれど、限界があり、このままだと高校に行けるかも不安でした。私も友達のように塾に通いたかったけれど、仕事で忙しそうにしている母を見ると言い出せませんでした。
なのでこのクーポンを使い、高校受験に必要な学力を身に着けて、行きたい高校に行って、将来、お母さんの手助けができるようになりたいです。
(東京都/中学3年生)
「幼稚園教諭になるという夢を叶えるために」
「幼稚園教諭になるという夢を叶えるために」
2011年3月に福島県で起きた原発事故がきっかけで避難をしました。早いものであれから11年経ち今は高校2年生になりました。
現在はクーポンを利用してピアノ教室に通わせていただいております。私の将来の夢は幼稚園の先生なので、ピアノ教室では幼稚園で実際に歌える曲も習っています。実践的な事を教えていただいているので、将来幼稚園の先生になったときは必ず役に立つと思っています。
これからも支援者さまの好意を無駄にしないように、頑張っていきたいと思っています。
(福島県出身/高校2年生)

■2021年度活動実績
活動概要
事業内容 | 通常枠:経済困窮家庭の子ども(東日本大震災で被災した子どもを含む)支援 緊急支援枠:新型コロナウイルスの影響を受けた経済困窮家庭の子ども支援 |
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対象地域 | 東北地域(岩手県、宮城県、福島県)、関東地域(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、関西地域(京都府、大阪府、兵庫県)※1 |
クーポン利用者数 | 924名(小学生93名、中学生685名、高校生142名、高校卒業生(浪人生等)4名) |
クーポン利用期間 |
通常枠:2021年4月1日~2022年3月31日 緊急支援枠:2021年5月1日~2022年3月31日 |
クーポン給付額 | 1億5,868万円 ・1人当たり:小学生 15万円、中1・中2・高1・高2 20万円、中3・高3・高校卒業生 30万円(緊急支援枠 15万円) |
クーポン利用率※2 | 82.9% |
クーポン利用先数 | 2,642教室 |
面談回数 | 2,475回 |
※1 このほか、東日本大震災での被災により県外へ避難した利用者を含む。 ※2 クーポン利用率は利用額/給付額。利用されなかったクーポンは次年度以降のクーポン費として充当される。 |
進路実績
高校進学率 | 98.3%(459名/467名) |
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大学等進学・正規雇用就職率 | 84.2%(32名/38名) |
希望進路達成率※3 | 93.7%(461名/492名) |
※3 希望進路達成率は進学者及び就職者にのみアンケートを実施。なお、無回答者は分母に含まない。 |
審査基準
通常枠 | 新規:世帯所得状況、学年 継続:世帯所得状況、学年、当該年度のクーポン利用状況 |
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緊急支援枠 | 世帯所得状況、新型コロナウイルスの影響 |
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