生活困窮世帯の保護者1,902名に対する新型コロナの影響調査結果を発表
CFCは、新型コロナが及ぼす子どもや家庭への影響について、生活困窮世帯の保護者1,902名に対して行った調査結果を発表しました。
■調査結果のサマリー
調査の結果明らかになったのは、大きく以下の3つです。
(1)生活困窮世帯の7割以上がコロナ禍の影響で所得減少の傾向がある
(2)生活困窮世帯の子どもの3割~4割の子どもに「学習機会の減少」「学力の低下」「学習意欲の低下」等の困りごとが生じている
(3)子どもの教育や学習に関する困りごとのうち、「体験機会の減少」と回答した割合が最多であった(学校内の体験機会減少:7割、学校外の体験機会減少:5割)
調査概要、データの詳細、考察及び調査結果を踏まえたCFCの活動方針等については、調査報告書をご覧ください。
(調査報告書の全文はこちら)
新型コロナウイルスの子どもや家庭への影響は長期化しており、今後、コロナ禍以前から存在していた子どもの教育格差が、これまで以上に拡大することが懸念されます。
■子どもたちの学びを支える「夏の募金」にご協力をお願いします
こうした背景も相まって、CFCが今年度実施した新規クーポン利用者募集では、過去最多となる1,902名からの応募がありましたが、結果として1,500名以上にクーポンを届けることができませんでした。
コロナ禍で困窮する子どもたちの「学びたい」という想いに応えるためには、子どもたちが直面する現状について真摯に社会に訴えかけ、温かい支援の輪をより一層広げていく必要があると感じています。
CFCでは、ひとりでも多くの子どもたちに学びと体験の機会を届けられるよう、9月11日まで「夏の募金」を実施し、全国の皆様に対して支援を呼びかけ、活動に取り組んでまいります。
<「夏の募金」を9月11日まで実施中>
CFCでは、6月1日~9月11日までの期間、「夏の募金」を実施しています。
一人でも多くの子どもたちに支援を届けるため、ご協力をお願いいたします。
(2022年7月29日追記)
2022年7月21日に発表しました調査報告書の一部に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。訂正内容はこちらをご覧ください。