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【記者会見の報告】SMBCグループ×鎌倉市と新たな協働事業を開始します!


写真:記者会見の様子。写真は左からSMBC 社会的価値創造推進部長 髙市邦仁氏、CFC今井、鎌倉市長 松尾崇氏、鎌倉市教育長 高橋洋平氏。

このたびCFCは、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下SMBC グループ)とともに、子どもの教育格差解消事業「CHANCE!」を立ち上げました。

CFCとSMBCグループは2023年より協働を開始し、これまで経済困窮家庭の受験生196名に対して「SMBC グループ・スタディクーポン」を提供してまいりました。

今回、新たな活動として、教育格差解消に取り組む自治体への支援を開始いたします。9月30日には、第一弾の支援先となる鎌倉市にて記者発表を行いました。


■【CFC×SMBCグループ】新しい自治体への支援の仕組み

このたびCFCはSMBCグループとともに、子どもの教育格差解消事業「CHANCE!」を立ち上げました。

SMBCグループの中期経営計画(2023年度~)では「社会的価値の創造」が新たな経営の柱に据えられるとともに、「貧困・格差」の解消が重点課題の一つに定められています。

これに基づき、CFCはSMBCグループより、同社として過去最大規模・3億円の資金支援や、社員の出向やプロボノ等による事業運営支援を受けています。2023年度は、経済困窮家庭の受験生196名に「SMBCグループ・スタディクーポン」を提供しました。

2024年度は、クーポンの提供に加え、新たに教育格差解消に取り組む自治体への支援をスタートします。自治体との協働やその効果検証を通じて、地域に根差したクーポン事業のより良いモデルを作り、全国に広げていくことを目指します。


写真:株式会社三井住友フィナンシャルグループの皆さまと

■鎌倉市で第一弾のプロジェクトを開始

自治体への支援の第一弾では、鎌倉市と協働します。

本プロジェクトでは、鎌倉市の経済困窮家庭の小学校4年生~中学校3年生を対象に、学習、スポーツ、文化・芸術活動、自然体験・社会体験等といった地域の多様な学びの場で利用できるクーポンを提供します。

子どもたちの「学びたい」という想いの力になりたい気持ちを込めて、「鎌倉市放課後エンパワーメント・プロジェクト」(通称:エンプロ)と名付けました。

鎌倉市は、豊かな自然に加え、多くの神社仏閣等の歴史的遺産があるまちです。このような鎌倉ならではの自然環境・文化的な資源に加え、駅前や住宅街には学習塾や習い事教室等もあり、子どもたちの放課後の学びを支える豊かな環境があります。

一方で、鎌倉市の調査によると、ひとり親家庭の相対的貧困率(推計値)は44.7%にのぼり、そのような学びの場にアクセスしづらい子どもたちもいます。

豊かな地域資源を活用して、家庭の経済状況に関わらず、子どもたちが興味関心に応じた多様な学びに繋がることができるよう、本プロジェクトを通じて、地域で子どもたちの学びを支える仕組みづくりに取り組んでいきます。

三者の主な役割

鎌倉市 対象となる子どもへの周知、関係者や関係機関への普及啓発
SMBCグループ 事業運営にかかる財源の負担、社員の出向やプロボノ等の人的支援
CFC クーポンの発行・支払い、利用者への相談支援、教育事業者の開拓

事業の概要

名称 鎌倉市放課後エンパワーメント・プロジェクト(通称:エンプロ)
目的 対象となる子どもがその属する世帯の経済的状況に関わらず子どものニーズに即した多様な学びの機会を得られることを保障し、もって、子どもの生きる力を育むことを実現すること
事業内容 対象となる子どもにクーポンを提供し、学校外の多様な学びにかかる費用を補助
利用範囲 学習、スポーツ、文化・芸術活動、自然体験・社会体験等の学校外教育サービス
経済要件 鎌倉市における就学援助費受給世帯及び生活保護受給世帯
対象学年 2024年度:中学校1年生~中学校3年生
2025年度:小学校4年生~中学校3年生
クーポン提供額
(年間)
2024年度:中学生5万円分/人
2025年度:小学生8万円分/人、中学生10万円分/人
利用期間 2024年度:2024年11月~2025年3月
2025年度:2025年4月~2026年3月