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CFCクーポン贈呈式スピーチ

2011年11月27日に行われたCFCクーポン贈呈式では、クーポン利用者を代表して、4名の方々よりスピーチをいただきました。

本日は、一人目の代表スピーチの動画及びスピーチ内容をを紹介させて頂きます。

福島県の原発被害にあった中3の女の子のスピーチです。

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■CFCクーポン贈呈式利用者代表スピーチ(1)

今回、このような企画で支援していただきありがとうございます。
今回の原発事故で今まで普通のように行っていた塾も行けなくなり、母の仕事も無くなり、今は故郷を離れて避難生活をしています。

私は受験生なので母に無理を言って塾に通わせてもらっていましたが、このクーポンがあるおかげで母に負担をかけずに塾に行くことができます。

塾では、私がまだまだできない科目や単元を克服して、得意教科を増やし、地元の学校へ行きたいと思っています。

高校では復興のためのボランティア活動を積極的に行い、勉強も両立していきたいと思います。

新聞記者になることが私の夢なので、大学に必ず進学したいと考えています。大学では新聞記者になるため、沢山の知識を学びたいと思っています。新聞記者になれたら、全国各地で起きた、たくさんの出来事を正確にわかりやすく発信していきたいと思います。

私が新聞記者になりたいと思ったのは、今回の東日本大震災がきっかけでした。

飯館や新潟県長岡市の避難所にいた私は、そこでたくさんの新聞記者の方々にお会いし、また、新聞を読んできました。

私にとってはトラウマで、気が重くなるような原発の記事で、それを書いている人がそれについてどう思っているかも書いてあり、とっても共感でき、励まされました。

あまり新聞を読む機会が無かった私ですが、情報が早く正確で、出来事が手に取るようにわかる新聞にとても感動しました。

新聞記者という仕事の良いところは、出来事と一緒に、自分の考えを載せられるところだと思います。

あの時、私が感動し、励まされたように、私も読んでいる人を感動させ、励ませるような記者になりたいと思っています。

それから、私には感謝しても感謝しきれないくらい大切な人がいます。

それは、私の母です。

ここまでやってこれたのは、私をいつも支えてくれる母がいるからです。

そんな母に親孝行できるよう、毎日、一分一秒、母へ感謝し、勉強して、私自身が福島の復興に貢献できるようがんばっていきたいと思います。

最後に、支援してくださった皆さん、私が普通に生活できるのは皆さんのおかげです。

その恩を決して忘れることなく、夢へ、一歩ずつ正確に進んでいきたいと思っています。

本当にありがとうございました。