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CFCクーポン贈呈式スピーチ

引き続き、CFCクーポン贈呈式の代表スピーチ動画をアップさせていただきます。

今回は、女川町で被災した小学5年生の女の子です。
これからクーポンを使って頑張ろうという気持ちがとても伝わってくるスピーチでした。

是非、ご覧ください。

■CFCクーポン贈呈式スピーチ(1)

私は東日本大震災のとき、宮城県の女川町に住んでいました。

地震が来たときはちょうど帰りの会で、地震の間、ずっと物が落ちてくる音が、すごく響いていました。

揺れが収まってから、校庭に避難しましたが、津波が学校の校門まで押し寄せてきたので、山の高い所へみんなで走って逃げました。
小学校は、女川のなかでも高い所にあったので、何とか助かりました。

お父さんとお母さんは会社にいるので大丈夫だと思っていましたが、家にいたおばあちゃんたちが心配でした。
日曜日になっても家族がこなくて心配でした。
でも、その日のお昼にやっと会えて安心しました。

そのまま家族と瓦礫だらけの道を歩いて家に行きましたが、家は一階がなくて、二階が道路に横たわっていました。

ごちゃごちゃになっていて、本当に自分の家かどうか分からなかったです。
家にゆっくり入っていくと、塾で使っていたそろばんバッグがありました。

本当は3月12日にそろばんの6級になる試験を受けるはずでしたが、津波で塾が使えなくなり、7級のまま終わってしまいました。

私は算数が苦手で、はじめはそろばんも嫌でした。
でも問題が解かったときはとてもうれしかったです。
私はそろばんをやって算数が好きになりました。

今は石巻に住んでいて、そろばんをやろうと思っていたので、このクーポンがもらえてうれしいです。

このクーポンを使って、たくさん勉強し、勉強が得意になれるといいです。
今はまだ将来の夢は決まっていませんが、このクーポンで色々な習い事をして、将来の夢を見つけられるといいです。

支援してくれた皆様、ありがとうございました。