CFCクーポン贈呈式スピーチ
本日は、高校3年生のスピーチを紹介させていただきます。
『学生にとって、避難生活において一番大変なことは「勉強」』
彼女の言葉が心に残りました。
もっともっとこの活動を広げていかなければいけない。
そう強く思います。
■CFCクーポン贈呈式スピーチ(3)
この度は、一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン様のご援助をいただきますこと、ありがとうございます。
3月11日の東日本大震災から早くも1年が経ちました。
私は福島第一原発から3キロ圏内にある双葉高校に通っていましたが、震災直後は部活で校庭にいたため、すぐさま避難することになりました。そのまま学校も転校しなければならなくなりました。
自宅も20キロ圏内の避難区域のため、1年数カ月、家に帰ることも許されず、慣れない土地で生活することになりました。
友達が誰もいない学校に行くことは、とても不安でした。避難生活で、何が一番大変かといえば、やはり学生の私からすれば「勉強」です。
教科書がすべて変わりましたし、避難していた分、他の人よりも1ヶ月ほど勉強が遅れていたため、初めの授業は全くわかりませんでした。
1年数ヶ月たった今では、二本松市の皆さんの新設のお陰で学校生活にも慣れ、毎日楽しく過ごしています。私は将来看護師もしくは薬剤師のような医療系の仕事につき、社会のために少しでも役に立ちたいと思っています。
これから、様々な困難や一人では分からないことがたくさんあると思いますが、今回のクーポンを利用させていただき、大学合格を目指し、勉強していきたいと思います。本日は、ありがとうございました。