【開催報告】活動報告会「CFCサポーターのつどい」をオンラインで開催しました!
9月24日に、CFCをご支援いただいているサポーターの皆さま向けの限定イベント「CFCサポーターのつどい」を開催いたしました。
久しぶりのオンライン開催でしたが、当日は80名近いサポーターの皆さまにお集まりいただきました。
活動紹介/2024年度実績報告
活動報告会ではまず、東京事業部の斉吉より、チャンス・フォー・チルドレンの活動の簡単なご紹介や2024年度の活動実績をご報告しました。

また、クーポンを利用している子どもから届いたビデオメッセージをご紹介しました。
■子どもからのビデオメッセージ(抜粋)
クーポンを利用できる塾を探す中で今の個別指導塾に出会うことができ、そこで数学と英語を中心に学びました。
最初は内容を理解することで精一杯でしたが、先生方が生徒と年齢が近いこともあり、分からないことを気軽に質問できる環境がとても心強かったです。
勉強だけでなく、学ぶ場所の雰囲気や人との関わりが私のやる気を支えてくれていたと思います。
私はスタディクーポンに出会えたことで、自分の将来や夢に一歩近づくことができました。
塾で学んだことや出会った先生方との経験は、勉強だけでなく人生の中で大切な財産になっています。
私自身も、これから大人になっていく中で、誰かの夢や挑戦を支えられるような人間になりたいと思います。
またCFCでは、定期的な面談を通じてクーポンを利用する子どもたちに寄り添う存在として、大学生ボランティア「ブラザーシスター(通称:ブラシス)」が活動しています。
今回、東京事務局と仙台事務局の大学生2名がスピーチを行い、普段の子どもたちの様子や子どもたちと関わる中で大切にしていることなどをお話ししました。
■大学生によるスピーチ(抜粋)
はじめは、大学生として利用者さんにどんな話をするべきか、その子に心配ごとがあったときに気づけるだろうかと不安に感じていましたが、ある面談を境に何か特別なことをしなきゃという思いから、毎月話を聞いて一緒に笑ってくれる人として話せばいいのだと実感しました。
進路のことや悩みがないかを気にかけつつ、私自身の弱さも伝えて共感することで、利用者さんにとって、安心して話せる一人として面談をしていきたいと思います。
(東京事務局ブラシス N.Y)
私は好きなことの話をしようと思い、(子どもから)おすすめの本を教えてもらい、その本を図書館で借りて読みました。
想像以上に面白く、その後の面談で「読んだよ!面白かったよ!」と伝えると、彼女は「ほんとに読んでくれる人いるんだ!」と喜んでいるような様子でした。
このようなところから関係性構築に繋がっていくのではないかなと感じた面談でした。
(仙台事務局ブラシス Y.S)
2024年度事業報告
続いて、東京事業部の吉岡より、2024年度事業報告をさせていただきました。
2024年度の主だった3つのトピックスとして、スタディクーポンの自治体政策としての広がりや、2024年1月に発生した能登半島地震緊急支援、そして体験格差解消に向けた取り組みの広がりについてお話ししました。

また、子どもの体験奨学金事業「ハロカル」専任担当の猿渡からは、ハロカルの各地域の様子をご報告しました。
子どもや家庭・地域の教室・地域の支援団体等の3者をつなぐ「地域コーディネーター」に伴走する猿渡の視点から見て、地域コーディネーターの活動により地域でどのような変化が生まれているか、沖縄と北海道の事例をもとにご紹介しました。

閉会のあいさつ/今後の展望
最後に閉会のあいさつとともに、代表理事の今井よりCFCの活動の今後の展望についてお話ししました。
CFCでは現在、2026年度~2028年度の中期経営計画の策定に向け議論を進めています。今井からは策定中の中期経営計画の方向性について、参加者の皆さまに先んじてお伝えさせていただきました。
また、2024年度からトライアルの取り組みとして開始した「ハロカルホリデー すみだ」についてもご紹介させていただきました。

質疑応答/アフタートーク
閉会後は、質疑応答とアフタートークの時間を設け、参加者の皆さまからのご質問に登壇者がお答えしました。
なかには「寄付以外の形で何か協力できることはないですか」とお声がけくださった方もいらっしゃり、サポーターの皆さまの温かさをあらためて実感しました。
ご参加いただいたサポーターさまからは
「貴団体の活動内容がよくわかり、メンバーの方々の熱意もすごく伝わりました」
「運営側と利用者の生の声を聞くことにより、寄付が有効活用されている様子を確認できて理解が深まりました」
など、多くの温かいコメントをいただき、運営スタッフ一同、大きな励みとなりました。
お忙しい中ご参加いただいた皆さまに、この場で深くお礼を申し上げます。
サポーターの皆さまの温かい思いを子どもたちにしっかりと届けるため、今後とも精一杯活動してまいります。
子どもたちの学びをともに支えていただけませんか

CFCでは、毎月1,000円~のご支援で子どもたちの「学びたい」という気持ちを継続的に応援することができる「サポート会員制度」を設けています。困難な状況下にある子どもたちが学びをあきらめることのないよう、温かいご支援をいただけますと幸いです。