子どもの興味が深まるような面談を
こんにちは!CFCブラザー・シスターの伊藤千紘です。大学1年生の時にブラザー・シスターの活動をはじめてから、もう2年以上経ちました。
こうやってブラザー・シスターを続けられているのは、仲間たちやCFCの職員さん、そして担当している子どもたちのおかげです。この活動は、大学卒業まで続けていきたいと思います。
私は今までに、5人の子どもとの電話面談の担当をしたことがあり、そのうち1人は私がCFCのボランティアに参加し始めたころから継続して担当しています。この日記は、その男の子とのことを書こうと思います。
彼の興味が深まるような面談を
彼は、高校2年生の男の子です。私がその子を担当し始めたとき、彼はまだ中学3年生でしたが、今ではもう高校2年生です。彼は人一倍の努力家で、高校受験の時に苦手だった英語を克服して、今では得意科目になっています。
そんな彼の将来の夢は、学校の先生になることでした。中学生の時に通っていた塾の先生の言葉に感銘を受けて、「僕も塾の先生のような教師になりたい」と思ったそうです。大学も、教育学部のある大学に通いたいと言っていました。
彼が高校2年生になってから、私は彼と再び進路や将来の話をしました。今までは、教育学部に行きたいと言っていた彼でしたが、進路を変更して、国際系のことが学べる学部に行きたいとのことでした。
なぜこのように進路変更をしたのかと聞くと、英語を喋れるようになりたい、留学に行ってみたい、将来も海外と関われるような仕事に就きたい、と言っていました。また、私は彼に自分自身の海外での体験を話すことがあるのですが、それを聞いて海外により興味を持つようになったそうです。これまで、面談をするときに、ちゃんと彼の為になる面談ができているかどうか不安になるときもありましたが、こうして私自身が彼の将来の夢のきっかけになれたことは、本当に嬉しかったです。
それからの面談は、海外に関する話をすることが今までよりも多くなり、留学について彼に色々質問したり、質問されたり、海外旅行の話をしたり、より彼に海外への興味を深めてもらいたくなりました。ついつい話が弾んでしまい、面談時間が30分を過ぎてしまうこともあります。彼のおかげで、私は今まで以上に充実した面談をすることができています。
面談開始当初は中学3年生だった彼も、4月から高校3年生になり、大学受験を迎えます。彼が希望の進路に進めるように、これからの面談も、彼の興味が深まるような話をして、受験に関しても全力でサポートしていきたいです。
CFC東日本シスター
伊藤千紘(東北学院大学歴史学科 3年)