所得格差が教育格差を
生まない社会を作る
子どもの貧困を解決し、
すべての子どもたちが
夢に向かって
学ぶチャンスを得られるよう、
あなたの力を貸してください。
可能性を秘めた子どもたちへの寄付は、
この国の未来への投資です。
「女手一つで育ててくれた、母への恩返しがしたい。」
CFCの支援を受けて大学に合格。
バリバリ働くビジネスマンを目指す。
3歳の頃に父を亡くしました。母は生活保護と事務のパートで生計を立て、僕を育ててくれました。家計に余裕があるはずもなく、幼い頃から貧しい生活でした。
高校生になると、長年の苦労がたたってか、母はガンを患ってしまいました。母が入院中、弟たちの世話と家事をこなしながら学校へ通っていました。母が夜遅くまで働きながら、家事や僕たちの世話をしてくれたありがたみを痛感しました。
その後、母は快方へ向かい、退院しましたが、気がつけば僕は受験を控える高校3年生になっていました。そんなとき、テレビでCFCの活動を知りました。「今、しっかり勉強して大学を卒業し、会社に入れば母を支えられるかもしれない」と思い、CFCのクーポン利用に応募しました。クーポンをもらってからは予備校と自宅で懸命に勉強しました。おかげで大学に合格することができました。
今は週5日アルバイトし、学費と母へ渡す生活費を賄っています。楽な生活ではありませんが、希望があります。就職活動も始まりました。立派な社会人になって、手を差し伸べてくれた人、そして今まで育ててくれた母に恩返しがしたいです。(2010年度クーポン利用者)
日本では約7人に1人の子どもが貧困状態にあります
7人に1人。日本の子どもの貧困率。
あなたは知っていますか?
厚生労働省が2017年にまとめた報告書によると、日本の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は13.9%(2015年)でした。これは、日本の子どもの約7人に1人が貧困状態にあることを示しています。2014年のOECDのまとめでも、日本の子どもの貧困率は、先進国34ヶ国中10番目に高い数字でした。「子どもの貧困」の問題は、もはや海外だけの問題ではありません。
※子どもの貧困とは等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調節した所得)の中央値の半分に満たない17歳以下の子どものことをいう。
※右図は2009年の子どもの貧困率(15.7%)で国際比較している。
所得格差が生む教育格差-。私たちは、その格差をなくしたいと考えています。
2013年度の全国学力テストの結果を分析すると、世帯収入の多寡で学力テストの正答率に約20%の開きが生じていました。世帯収入の低い家庭(子どもにかけられる学校外教育費の少ない家庭)の子どもほど、学力テストの正答率が低いことがわかります。家庭の経済格差が学力格差を生んでいるのです。
子どもの教育格差を解消するスタディクーポン
CFCは寄付金を原資に、経済的困難を抱える子どもに対して、
教育活動で利用できるスタディクーポンを提供しています。
Point 1
現金給付と違い、クーポンの使途は
教育活動に限定できます。
クーポンを支給することで、教育以外の目的に使用されることがなく、確実に教育機会を提供することができます。また、有効期限を設けることで、貯蓄されることもなく、教育費用として消費されます。
Point 2
子どもは幅広い教育活動の中から
自分の受けたい活動を選択できます。
1.教科学習(塾、予備校、家庭教師、通信教育など)
2.スポーツ(サッカー教室、スイミング、スポーツ教室など)
3.文化活動(ピアノ教室、音楽教室、絵画教室など)
4.体験活動(キャンプ、野外活動、社会体験など)
5.習い事(習字、そろばん、パソコン教室、外国語教室など)
Point 3
大学生ボランティアが
子どもたちを継続的に見守ります。
大学生ボランティアが月に一度、電話や面談を通して学習や進路の相談にのる「ブラザー・シスター制度」を導入しています。クーポンの利用に関するアドバイスを行うことで、クーポンの有効利用を促進します。
これまでの活動の成果
活動実績
5,000名以上の子どもを支援
11年間で延べ5,000名以上の子どもたちに支援
を届け、1,000名以上が進学や就職を通じて
夢の実現に近づくことができました。
子どもたちの成長
クーポン利用者卒業生の中には、大学生ボランティアとして、CFCの活動に参加する学生も出てきています。
行政での政策導入
2012年から大阪市が教育施策としてスタディ
クーポンの仕組みを導入しました。CFCは同事業の運営を凸版印刷株式会社と共に実施しています。
子どもたちから感謝の声が届いています
「子どもたちに助け合うことの素晴らしさを伝えられるような教師になりたい」
「私には夢があります。それは、教師になることです。私は、今回のご支援を通じて、人と人とが助け合うことの素晴らしさを改めて実感しました。
この経験を生かして、子どもたちに助け合うことの素晴らしさ、学ぶことの楽しさを伝えられるような教師になりたいと思います。本当にありがとうございました。」(宮城県・高校3年・男子)
子どもたちを支えるCFCサポート会員として、活動に参加してください
「CFCサポート会員」は毎月1,000円からのご寄付で、
子どもたちの成長を継続的に支えるプログラムです。
CFCサポート会員にお申込みいただいた方には
ご入会後
ご入会後、子どもたちの様子や財務情報を掲載
した当法人の活動報告書をお送りします。
定期的なご報告
年一度、子どもからのお手紙と、活動報告書を
お送りします。また、月に1度メールで活動を
ご報告します。
最新の活動成果
活動説明会(イベント)やCFCのブログ、Facebook、Twitterなどでも活動成果を報告しています。
【寄付金の使途】
ご寄付はスタディクーポンとして、確実に子どもたちに届けられます
(1)寄付金の85%以上を子どもへの直接的な支援費(事業費)として使用します
65%以上を教育クーポン費、残り20%未満を大学生ボランティアと子どもたちの面談費、調査研究費等、子どもたちに個別的な支援を行うための費用に充当します。
(2)寄付金の15%未満を管理費として使用します
管理費とは、管理スタッフの人件費・広告費等、活動を間接的に支えるための費用です。
*サポート会費は、スタディクーポン事業指定寄付金となります。
資金不足で1000人以上が落選。まだまだ支援が足りていません。
子どもたちが希望を捨ててしまわないよう、
一刻も早く支援を届けることが急務です。
私たちのところには、毎年学ぶ意欲の高い子どもたちから支援の応募が殺到します。しかし、寄付金が十分に集まっておらず、多くの子どもたちが落選せざるを得ません。2021年度は、定員365人に対し、過去最多1,902名以上の子どもから応募が寄せられ、1,500名以上の子どもたちが落選してしまいました。落選してしまった子どもたちが希望を捨ててしまわないように、一刻も早く支援を届けることが急務です。
日本の未来を担う子どもたちを皆さまと「一緒に」支えていきたい
代表挨拶
代表理事今井 悠介
1986年生まれ、兵庫県出身。小学2年生の時に阪神・淡路大震災を経験。関西学院大学在学中、不登校生徒支援に関わる。KUMONで教室コンサルタントとして勤務。その後当法人設立・代表理事に就任。
私がこの活動に携わる理由は、貧困世帯の子どもたちが可哀想だからではありません。サポートを受けた子どもたちが、必ずこれからの日本を支える大人に成長すると信じているからです。この想いは、約5年の活動を通じて確信に変わりました。子どもたちの可能性が、生まれながらの環境や災害によって潰されてしまうことがあってはなりません。だからこそ、社会全体で子どもたちを支える仕組みが必要です。引き続き、このチャレンジに全力を尽くして挑み続けます。
代表理事奥野 慧
1985年生まれ、新潟県出身。19歳の時に新潟県中越地震を経験。関西学院大学在学中、NPO法人で国際交流事業に関わる。’11年3月から東日本大震災緊急支援活動に参画。その後当法人設立・代表理事に就任。
活動の中で出会った女の子は、よく「普通の家庭のように」という言葉を使っていました。貧困は、教育機会の喪失だけでなく、希望や意欲の喪失、自尊心の低下という内面にも問題を生み出します。しかし、支援を受けた彼女には変化が生まれています。それは、学ぶ機会を得ただけでなく、その背後にある支援者の意思や想いを感じたからです。多くの大人の関わりは、貧困の負の影響を正に転換する力を持っています。我々はその懸け橋となるべく全力を尽くしていきます。
活動実績と公正な法人運営が認められています
メディア掲載
NHK「おはよう日本」「オイコノミア」
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売
新聞などで活動を紹介していただきました。
支援企業
11年間で累計15,000(名・団体)を超える
個人・企業団体さまからご支援をいただいて
います。
内閣府より認定
2014年1月、CFCの事業の公益性や適正な組織運営が認められ、内閣総理大臣から「公益社団法人」に認定されました。財務情報もWEBサイトに公開しています。
子どもたちから届いた希望の声
「災害医療にたずさわる看護師になりたい」(福島県・高校3年・女子)
よくいただくご質問
● CFCサポート会員(継続寄付会員)を退会することはできますか?
いつでも退会可能です。チャンス・フォー・チルドレン事務局までお名前、電話番号、退会理由をご連絡ください。
●税制優遇を受けることはできますか?
CFCは内閣府の認定を受けた公益社団法人です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。確定申告により、最大で寄付金の約40%が所得税から控除されます。
●領収書は発行されますか?
CFCサポート会員(毎月の継続寄付の方)には、毎年12月31日締めで、その年受領したすべてのご寄付をまとめた領収書を翌1月ごろにご登録住所にお送りします。
自由な金額を寄付された方は、ご寄付の都度、領収書を発行させていただきます。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
電話 | 03-5809-7394(寄付受付係) ※平日11時~17時 |
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メールアドレス | info@cfc.or.jp (24時間受付) |