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私が受験生に知ってほしいこと

こんにちは、CFC大学生ボランティア(ブラザー・シスター)の坂井ゆりあです。

早くも1月、受験シーズンです。子どもたちと面談を行っている私たちも、試験の合否を聞くことが増え、ドキドキしながら面談に臨んでいます。

今回は、先日の研修(※)で話し合った、受験生のサポートについてお話ししたいと思います。
※グルーピングサポート:子どもとの面談での悩み等を専門家を交えて共有する研修

◆私が受験生に知ってほしいこと

私が受験生を担当しているときは、第一志望の大学に行けなかった自分の経験を話すようにしています。もちろん子どもたちには、第一志望の大学に合格してほしいと思っていますが、たとえ合格できなかったとしても、夢を叶える方法は一つではないことを知ってほしいからです。

実は、私は大学受験で第一志望の大学に合格することができず、滑り止めで受けた大学に入学してからも、しばらく学生生活を素直に楽しむことができませんでした。当時、狭い視野でしか将来について考えられていなかった私は、「志望校に行くことができなければ、その先の道はない」と考えていたからです。

しかし、将来の夢を叶えるための道は一つではありません。以前、私が面談をしていた子の中に、第一志望の大学ではないけれど、今は専門学校で、夢である「看護師」になるべく、奮闘している子がいます。私は「夢を叶える方法は一つではない」ということを、この子の熱意から学びました。

大きな成功を収めた人の中にも、まわり道をして、夢を叶えた人はたくさんいます。私も今は「教師になる」という夢に向かって大学で頑張っています。

◆日々子どもたちから学ぶことを蓄積していきたい

研修の様子

私が面談をしていて思うのは、ブラザー・シスターは、年齢こそ私たちのほうが上ですが、子どもたちから学ぶことがたくさんあるということです。私は、面談で子どもたちに教えてもらったことを、グルーピングサポートなどの研修で他のブラザー・シスターに共有することが楽しみです。

私たちは、日々子どもたちと面談を行い、真剣に子どもたちと向き合っているからこそ、たくさんの悩みが生まれてきます。ですが、悩んだ分、学ぶことも増えていきます。グルーピングサポートでブラザー・シスター個々の学びを共有し蓄積することで、私たち自身も人間として成長し、子どもたちのロールモデルとなることができればと思っています。

【CFCのことをもっと知りたいあなたへ】

CFCでは、定期的に「子どもの貧困」「教育格差」、CFCの活動内容等についてお伝えするイベントを実施しています。

「ブラザー・シスターは、一体どのように子どもたちを支えているのか?」気になる方は、ぜひご参加ください。

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