学校外教育バウチャー提供事業の社会的インパクト評価・中間報告書を公開しました
この度、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社による「学校外教育バウチャー提供事業の効果検証・中間報告書」を発表いたします。
今回の調査の結果、クーポン利用者(処置群)は、落選者(対照群)と比較して、統計的に有意に学業成績が上昇している傾向が確認できました。
今後は、RDデザインの手法を用いたより詳細な分析に加え、アウトプット指標(学習時間の変化等)の検証などを行い、最終報告書を発行する予定です。
⇒【2018年12月25日追記】最終報告書を公開しました。詳細はこちらをご覧ください。
■調査方法及び結果のダイジェスト
(1) CFCのロジックモデルと効果測定の対象範囲
○図表1は、CFCのロジックモデルと今回の効果測定の範囲を示したものである。
○今回検証する活動は、学校外教育バウチャーの提供と大学生ボランティアによる面談支援であり、それによって改善が見込まれると考えられるアウトプットと初期アウトカムの範囲を効果測定の対象とする。
(2)バウチャー受給前後におけるアウトカムの変化(学業成績)
○アンケート調査で、クーポン申込時点と利用終了時点の2回に分けて、学校の成績を0~6までの7段階で尋ねた(6が最も成績が高く、0が最も成績が低い)。
○図表2の通りクーポン利用者の方が、落選者と比較して成績が上昇している傾向がある。
■中間報告書のまとめと今後の方針
○データ分析の結果、クーポン利用者(処置群)は、落選者(対照群)と比較して、学業成績が上昇している傾向が確認できた。また、回帰分析による検証の結果、これらの変化は統計的に有意であることが確認された。
○今後は、RDデザインの手法を用いたより詳細な分析に加え、アウトプット指標(学習時間の変化等)の検証などを行い、最終報告書を発行する予定である。
⇒【2018年12月25日追記】最終報告書を公開しました。詳細はこちらをご覧ください。
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