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連休明けに増加する不登校の子どもたち~ブラザー・シスターの役割

こんにちは、仙台事務局職員の武林です。

4月から、CFCでは257人の子どもたちがそれぞれの学び舎を巣立ち、新しい道に進みました。今回はその中で、高校に進学したある男の子とブラザー・シスターの関わりについて、お伝えします。

◆ブラザー・シスターと子どもの関係

この男の子は小学生の頃から不登校でしたが、この春から高校への進学を決めました。

それは「行かなければならないから」ではなく、彼自身が農業や語学など、学びたいことや、やってみたいことを見出し、「この学校に通いたい」と前向きに決めた進学でした。受験にあたっては、スタディクーポンの利用先である家庭教師の先生の理解を得ながら面接練習や小論文の練習に励み、見事志望校に合格しました。

担当のブラザー・シスター(大学生ボランティア)は、約4年間、彼と毎月電話面談を行ってきました。はじめは彼の趣味であるゲームの話をして仲良くなったようですが、最後の面談では3月で担当のブラザー・シスターが卒業してしまうということで、お互い涙ぐむ場面もあったといいます。

ブラザー・シスターとの面談が、彼にどれほど影響したのかは分かりません。しかし、不登校で普段人との関わりが少なかった彼にとっては、親しい兄のような、よき相談相手であり、クラスの友人のような話し相手であり、日々の成長に寄り添う存在であったといえるのではないかと思います。


(画像)ブラザー・シスターの電話面談の様子

◆連休明けに増加する不登校の子どもたち

さて、ゴールデンウィークが明け、本日から平日が始まりました。久しぶりの仕事に対して、しんどさを感じている方も多いのではないでしょうか。

子どもたちも同様で、ゴールデンウィーク明けは不登校の子どもが増える傾向があります。また、子どもの自殺が多いのは、夏休み明け(9月1日)、春休み明け(4月上旬)、そしてゴールデンウィーク明けと言われています。

この時期は、新しい教室、先生、クラスの仲間・・・慣れない環境に無意識のうちに気疲れしていて、長期休みを挟むと再びその日々に戻るのが難しくなるからかもしれません。

そんな時、ブラザー・シスターとの面談が少しでも心の拠り所となることを願うとともに、私も職員として子どもたち、保護者の方々に寄り添う存在でありたいと改めて思います。

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