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話が弾まない!くじけそうになった思春期の男の子との面談(スタッフコラム)

こんにちは、仙台事務局の近藤です!

私は昨年からCFC仙台事務局に職員として勤務していますが、大学時代は、CFCのブラザーシスター(大学生ボランティア)として、クーポンを利用している子どもたちと電話で面談をしていました。

5年前、私が初めて担当した中学3年生の男の子との面談は、今も心に残っています。

■話が弾まない!くじけそうになった思春期の男の子との面談

その男の子との初めての面談は、なかなか上手くコミュニケーションが取れず、「学校どうだった?」と聞くと何も答えてくれず、「スポーツとか好き?」と聞くと「別に…」と返ってくるような状態でした。

私は「1年間やっていけるかな…」と不安に思い、回を重ねるごとに電話をかける手が震えるようにもなりました。

しかし、面談のスキルアップを図る研修で、他のブラザーシスターに相談をしたところ、「私も最初は全然話してくれなかったよ」と共感してくれ、アドバイスをくれる仲間がいました。自分だけじゃなかったのかとほっとし、頑張ろうと思えるようになりました。


(写真)ブラザーシスターの定期研修の様子

■ブラザーシスターみんなで子どもを支える

アドバイスをもらって気づいたのは、今まで私は相手に質問ばかりしていたこと。まずは相手に自分のことも知ってもらおうと思い、質問をしながらも自分のことも話すようにしてみました。

例えば「苦手な科目とかある?私は国語が苦手で、こういうところが苦手なんだ!」と話してみたところ、「あ、わかります…」と、少しずつ色々な反応をしてくれるようになりました。

その後、「近藤さんは大学で何を勉強しているんですか?」といった質問をしてくれるようになり、その時はすごく嬉しくて、他のブラザーシスターと職員さんに笑顔で報告したのを覚えています。


(写真)現在は70名以上の学生たちがCFCで活動しています。

ブラザーシスターは、担当の子どもと一対一で面談をしています。しかし、その後ろには、たくさんのブラザーシスターがいて、一緒に子どものことで悩んだり、喜んだりしています。これは、現役のブラザーシスターたちも同じです。

職員となった今、子どもたちに寄り添うブラザーシスターを陰ながら支えていきたいと思います。(仙台事務局員/近藤有希)

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