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ホームレス問題に取り組むNPOでの経験~CFCとの共通点

◆ホームレス問題に取り組むNPOでの経験

関西事務局の石井です。私は以前、大阪にあるホームレス問題に取り組むNPOで働いていた時期があります。家がなく路上で生活をする方々に仕事を提供したり、別の機関と連携しながら自立(ホームレス状態から抜け出す)をサポートしたり。

相対的貧困ではなく、どちらかといえば、絶対的貧困に近い状態の解決を支援する、大きく言えばそんな活動をしていました。

事務所には様々な相談者が来ていたのですが、意外と若い年代(20代~40代)も相談に来られていたことに、初めは驚きました。状況は様々で、仕事を辞めて再就職できず、マンガ喫茶で寝泊まりしている人や、アルバイトはしつつも、高い家賃を払って家を借りたくない人、地元に帰れず仕事と住む場所を点々としている人など。

皆さん、やはり現状に満足はしていなくて、少しでも改善したいという思いで相談に来られていましたし、相談を受ける側も、どんなサポートをしたら状況が改善されて、今後も生活していけるのか、真剣に向き合っていました。

◆問題解決を目指すには、多方向からのサポートが必要

単に仕事探しを手伝えば全員の問題が解決するというわけではなく、中には持病を抱える高齢の方や、障がいがある等の事情で仕事探しが困難な人もいます。

そういった場合には専門の相談支援をしている他の団体さんに繋いだりするのですが、こういった様々なケースを目の当たりにして、問題解決を目指すときの方法は、決して1つとは限らず、多方向からのサポートが必要になってくることを学びました。

CFCも、1団体だけでできることは限られていて、自治体や他の団体など、本当に多くの方からの支えがあって活動することができています。

ホームレス問題と子どもの貧困問題は異なりますが、当事者を取り巻く問題が複雑で、一通りの支援では上手くいかないことも多い点は、前職も現職も同じだと感じています。

これからも様々な人や団体と協力しながら、子どもたちをサポートしていきたいと思います。

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