CFCでは更なるご支援を募っています
CFCでは、多くの方のご支援・ご協力により25万円分の教育クーポンを150名の被災した子どもたちにお渡しすることができました。12月1日よりクーポンの利用が開始され、塾や予備校、習い事など幅広い教育サービスでCFCクーポンは利用されています。
しかし一方で、この度の利用希望者の募集では、150名の定員枠に対して、「1700名」を超える方々から応募をいただきました。
実に10分の1以下にしか提供できておらず、悔しい想いでいっぱいです。1700名の方のうち自宅が全壊となった又は原発被害を受けた方は「1012名」、両親どちらかを亡くされた方は「67名」、両親どちらかが失業された方は「397名」です。震災から9ヶ月が過ぎた現在もなお、被災による経済的な理由で、教育機会を得られない子どもたちがたくさんいます。
CFCではこの現状を受け、2012年3月31日(土)までの期間において、再度ご支援を募り、12年4月に追加でCFCクーポンを提供することを決定しました。目標は今回と同じ「150人」、運営費も含めて“約5000万円”の資金が必要です。どうか皆さんご支援・ご協力をよろしくお願いします。
ここで、一部ではありますが応募者の声をご紹介します。
・全壊でこのようなサービスの利用チケットがあると生活がすごく助かります。 塾の利用も一時やめようと考えていましたが、がんばって塾に行く息子にやめるとは言えず・・・・
・避難所生活を4ヶ月過ごし、入学品も失い、泣きながらランドセルを洗ってました。学校に不安を感じ、毎朝泣きながら学校のタクシーに乗っていました。カウンセリングもうけて今学期は友達と同じ習い事をしたいと話しはじめました。
・女川にて養殖業を営んでおりましたが、全て流失し、失業しました。現在は、子供も転校、それに伴い新しい生活をしています。子供の希望もあり又、子供には夢を持って生活して欲しいと思い、以前と同様に習い事をさせています。この様なプロジェクトに本当に感謝しています。
・家屋が津波により全壊流失したばかりでなく父親の経営していた店舗も無くなった。それにより職を失ったが、なんとかこれまで続けていた学習塾へ通わせたい。子供の夢が叶うよう色々なことを経験をさせてあげたいと願っています。
・母と津波にのまれ、最初は生きていて一緒に助けを呼んでいましたが、寒くて寒くて息絶えてしまいました。本人も車ごと津波に流され首まで水がきましたが同乗していた姉に必死につかまり車から脱出し奇跡的に助かりました。今は少し落ち着き野球がやりたいと言っています。
・7年前に建てた自宅は、全壊で、地盤が下がっている為、家も土地も失いました。また、主人は自営業でしたが、トラックも、事務所も流され再建できません。仕事もなにもかも失い、残ったのは命だけです。財産は一瞬にしてなくなりましたが、知識・教養は一生残るので、子どもに残してあげたいのです。
親御さんの切実な願いが感じられます。「次代の復興を担う東北の子どもたちに。」是非皆さんのご協力をお願いします。
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