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新年のご挨拶(2012年)

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年は東日本大震災という未曾有の自然災害がありました。

この震災から早10ヶ月が経とうとし、
被災地は驚くべきスピードで復興しています。
しかし、震災前の生活を完全に取り戻すまでに
相当な時間を要することは明白です。

チャンス・フォー・チルドレンはこの大震災を契機に設立されました。

被災した子どもたちが震災という不可抗力によって
教育の機会を奪われしまうことがあってはならないと考え、
昨年6月に法人を設立し活動をしてきました。
子どもたちの成長に欠かせないこの教育の機会を奨学クーポン
の提供によって保障することが僕たちの使命です。

現在は、1,700名を超える子どもたちからの応募があったにも
関わらずに僕たちの力が及ばず10分の1に満たない150名の
子どもたちに対してのみの支援活動となっています。

この度の大震災で親を失った子ども(遺児)の数は1500名を越えます。
それ以外にも家を流されてしまった、
親が失業してしまった、
学校が流されてしまった、
そんな被災した子どもたちの数を少し想像するだけでも
膨大な子どもたちがこの大震災によって大きなダメージを
受けていることが分かります。

そこでまず、私たちの短期目標として2012年4月から
現在支援している子どもたちに追加で新たに150名の
子どもたちに対しても奨学クーポンの提供をすることを
掲げています。

この目標を達成するためには3月末までに5,000万円弱
の資金が必要です。
そして、この資金は、市民・企業の方々からの寄付金
となります。

一人でも多くの子どもたちの教育の機会を支えるために
一人でも多くの方々の協力が必要です。

どうぞ皆さん、子どもたちの教育機会を私たちと
共に支えていってほしいのです。

一人ひとりの優しい想いに溢れた行動が
子どもの支えへと繋がっていくのです。

どうぞよろしくお願いします。

また、1月からは大学生ボランティアも
活動に本格的に関わり始めます。
1月7日からは、子どもたちと大学生ボランティアとの
初回面談が始まります。

大学生ボランティアとともに「自分たちにできることが何か」
を常に考えながら子どもたちと関わっていきたいです。

私たちは1つの大きな区切りとして
震災発生時に0歳であった赤ちゃんが20歳
になるまでの間、子どもたちを支えていくことを
決めています。

震災の記憶を深く胸に刻み、
まずはこの一年をスタッフ一同、全力で
子どもたちを支えていきたいと思います。

今後とも皆さんからの昨年に変わらぬご支援・ご協力をお願いします。

チャンス・フォー・チルドレン スタッフ一同