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「継続」・「つなぎ」

毎年この季節、CFCでは「継続」や「つなぎ」という言葉が多く使われます。

CFCの年間サイクルは、1月~12月に調達した寄付金をもとに4月からの支援者数(バウチャー給付対象者数)を決定するというものです。
よってこの時期は、全員継続できるか、次年度に繋げるかということが決定される一年でも大事な時期となります。

そしてそれは僕たち職員だけの問題ではありません。最近のお問い合わせで多い内容は、次年度もバウチャーを使えますか?
4月以降はどうなりますか?というものです。子どもたちやその保護者にとってもまた、来年度継続してバウチャーを使えるのか?学習塾や習い事に通わせられるのか?というのは大きな問題です。

また、この継続やつなぎという言葉には、別の側面もあります。
それは、寄付者から預かった大切な資金をいかに効率的に分配できるのか?有効活用できるのかという視点です。
厳しい話ですが、すべての子どもが来年度も継続してバウチャーを使えるわけではありません。限られた資金の中では、給付すべきと判断された家庭や子どもに支援を行うこととなります。よって、この継続やつなぎという言葉の中には、「再審査」、「再選考」という意味合いも含まれるわけです。

一年の中では際立った動きがないこの季節ですが、実は内部では1年で最も慎重な、また重大な作業を日々行っています。私たち職員は、その意識を忘れずに日々の業務を行っていきたいと思います。