CFCバウチャ―を利用してきた子どもたちの声
これまでCFCバウチャーを利用してきた子どもたちに、バウチャー利用の感想や今後の目標などについてお聞きしました。
今回は高校一年生の利用者、2名のお話をご紹介します。
○勉強する環境を整えて
僕の現在の目標は現役で超難関と言われている大学に合格する事です。
そのためには今からの勉強がとても大切です。残念な事に僕の家は全壊だったため、みなし仮設に住んでいます。
寝る部屋と茶の間しかなく、とても勉強に専念できる状況ではありません。
バウチャーを使って塾に行く事は僕にとってとてもありがたく、両親もとても喜んでいます。
これからも皆さんからの支援でいただいているクーポンなので感謝しながら目標にむかって頑張っていきたいです。
(宮城県石巻市 高校1年生男子)
○親に負担をかけずに
私は今までCFCバウチャーを学力向上のために使っていました。
4月からもこれまでと同じように学習教室でCFCバウチャーを使いたいと思っています。
私は前から英語に苦手意識があり、点数ものびなやんでいたためどうにかしたいと考え、学習教室に行くことを決めました。
しかし、震災の時に家は流され、母にこれ以上負担を考えるのは……と考えていたところ、このCFCバウチャーのことを知ってエントリーしました。
そのおかげで、現在でもその教室に通い続けることができています。
教室の先生にすすめられ英語と一緒にはじめた数学は今では授業で習うものよりも少しですが先を学んでいます。英語も上達するよう頑張っています。
これからもさらに学力をのばし、目標にしている大学に合格できるように学習教室に使って頑張っていきたいと思っています。
(岩手県陸前高田市 高校1年生女子)
バウチャーを利用する子どもたちの声を聞き、改めて子どもたちの大変な状況や彼等・彼女らが家族を想う気持ちを知ることができました。
私たちはこうした部分にしっかりと目を向け、大切にしながらサポートしていかなければなりません。
この春からまた新たにバウチャーの利用が開始しますが、私たちにできる「最適なサポ―ト」とは何かを常に問いながら活動して参ります。