子どもたちの頑張る姿が自分のエネルギーに
初めまして。CFCブラザー・シスターの領木(りょうき)と申します。
私は2011年の東日本大震災後のチャンス・フォー・チルドレン結成時からブラザー・シスターとして、子どもたちとの電話面談を続けてきました。
これまでにのべ4名の子どもを担当し、2名は昨年度高校卒業と同時に送り出し、現在担当している2名も現在高校3年生で、今年度送りだす予定です。
子どもたちの頑張る姿が自分のエネルギーに
まず、現在担当している2人のことを紹介したいと思います。
1人はブラザー・シスターとして、初めて面談を行った4年前から担当しており、部活と勉強に全力を注ぐ高校生です。高校進学の際は、無事志望校に合格し、中高共に部活でも高い水準で頑張っていました。しかし、特に高校に入ってからは部活で怪我などに苦しむことが多かったのですが、その中で逆境に立ち向かう姿勢にはいつも元気をもらっていました。現在大学受験と戦っていますが、その結果に関わらず、どこにいっても活躍すると思うような子どもです。
もう1人は、CFC関西のクーポンを利用している男の子で、今年の夏から担当しています。とても素直な子で何事も一生懸命に取り組んでいます。彼は、進学先として私が所属している医学部を目指していることもあり、その話で盛り上がることが多いです。進路の共通点や地元が近いこともあり、面談を初めて半年も経っていないのに、ずっと面談をしてきたかのように感じることがあります。無事志望校に合格して、いつか一緒に仕事をすることがあればとても素敵だなと思っています。
2名とも、進路を問わずどの世界に進んでも、変わらず元気に頑張ってくれればと思いますし、自分も負けないように頑張らねばと思います。
私が面談で心がけている3つのこと
私は子どもたちとの電話面談で3つのことを心がけています。
1つ目は、子どもたちの声の調子に耳を傾けることです。最近の気分や調子を見るためです。
2つ目は、次の面談までの1ヶ月をより良いものに出来たらと考えています。元気がなかったり、様々なことに迷っていたら、それらの解決に少しでも力になれるよう心がけていますし、軌道に乗っている時には、彼らのさらなる推進力になれるよう心がけています。
3つ目は、面談が互いにとって良いものになるよう心がけています。良い面談が続けば、長く活動を続けられ、続けることで責任を果たせると考えるからです。
実際、担当した子どもたちに恵まれたこともあり、4年以上といった長い期間ブラザー・シスターとしての活動を続けることができ、子どもたちのことを考えることは自分にとってもためになりますし、何より子どもたちの頑張りから元気をもらうことがよくあります。
2名とも、今年の3月で高校卒業となりますが、最後までしっかりと見守っていきたいと思います。
CFC東日本・西日本ブラザー
領木 勇人(りょうき はやと・東北大学 医学部5年)