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子どもにとって「悩みを打ち明けられる相手」の選択肢になるために(大学生ボランティアの声)

ボランティア

CFCブラザー・シスター(大学生ボランティア)の前田諒です。
日頃から子どもたちと接している私たちブラザー・シスターから、子どもたちの様子やブラザー・シスターの役割を少しでも分かりやすく伝えられればと思い、今回は私が担当している高校生の男の子との面談についてお話しします!

自分の役割は、子どもが悩みを持った時に打ち明けられる相手の選択肢になること

彼は明るい性格なので、友達も多く、充実した学校生活を送っている様子です。高校卒業後は大学への進学を希望しており、毎日サッカー部の練習に励む側ら、苦手な英語を克服すべく毎日勉強を頑張っています。

彼との面談は、回数を重ねていくうちに共通の趣味や話題が見つかり、少しずつ盛り上がるようになりました。普段は電話で面談をしていますが、以前直接顔を合わせて面談したことで、より仲良くなれたと感じています。

日々の面談は、お互いの最近あった出来事やアニメやマンガのこと、最近勉強している内容など、たわいのない話を楽しんで終わることがほとんどです。こうした話を定期的にしながら、彼が悩みや不安を抱いた時に、それを「打ち明けられる相手」の選択肢の一人になることこそが自分の役割だと思っています。

子どもが「自然に」話しやすい相手になれるように

私は、子どもにとってより話しやすい相手になることを目標にしています。面談をしていると相手のことを知ろうとするあまり、つい会話がこちらからの質問攻めになってしまうことがあります。

相手のことを知ることはもちろん大切ですが、相手に自分のことを知ってもらうことも同じくらい大切です。そのため、どちらか一方の話ばかりにならないように気をつけながら、お互いのことをもっと知り、会話を楽しめるようにいつも試行錯誤しています。

限られた時間の中で、相手の顔も見ずに相手が話しやすい空気や距離感を作るのは難しいですが、だからこそ、向こうから話を切り出してくれたり、電話越しに笑い声が聞こえたりした瞬間は毎回大きな喜びを感じています。

ボランティアという立場ですが、彼との会話で、かえってこちらが元気付けられることの方が多くあるような気がします。今後も引き続きこうしたコミュニケーションを楽しみつつ、彼との関わりを大切にしていきたいと思っています。

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