子どもの体験奨学金「ハロカル」、2024年度の活動についてご報告します!

(画像)今年2月、墨田区SDGs宣言を行った取り組みのうち、特に優れたものを表彰する「すみだSDGsアワード」をハロカルが受賞しました!
新年度に入り、早くも5月となりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。この度は、子どもの体験奨学金事業『ハロカル』の活動報告をさせていただきます!
5地域・189名の子どもたちに体験奨学金を提供
2024年度は、前年度から継続して事業を行っている、東東京・沖縄・岡山・石巻の4地域に加えて、ハロカル北海道を札幌市でトライアル実施しました。
ハロカルでは、子どもたちの興味・関心、保護者の不安などをヒアリングし、一人ひとりにあった体験の場に繋ぐお手伝いをするため、地域に根付いたNPO等(コーディネーター)と連携していますが、北海道では「NPO法人こども共育サポートセンター」と協力しています。
加えて、沖縄でも対象エリアを拡大し、また東東京で情報周知の活動を行ったことにより、全体では23年度より50名多い、189名の経済困窮家庭の小学生にハロカル奨学金を届けることができました。

(画像)これまで子どもから寄せられた声。2024年度アンケートは完了し次第ご報告します。
地域の200以上の教室等が活動に参画
ハロカル奨学金の利用先として登録してくださった教室は、200を超えました。地域のスポーツ教室や音楽教室に加え、自然学校、工芸や料理教室など、幅広い教室にご協力をいただいています。また、ハロカル岡山では引き続き公民館のプログラムを活用するなど、各地域にあった仕組みづくりを進めています。
・「子どもの好奇心の先にある自然体験は、なかなか連れて行けないのが現状です。ハロカル奨学金のおかげで、自然体験を安心安全に楽しく過ごすことができ、友達もできたりと、自然体験が子どもの居場所にもなっています。」(小学3年生の保護者)
・「支援のおかげで、子どもが大好きなサッカーが続けられております。仲間と切磋琢磨することで、心身良い方に成長していっているのを感じております。」(小学4年生の保護者)
・「毎週家でピアノの練習をしながら通わせて頂いています。両手弾きも徐々に上達して、難易度も上がっていますが先日も先生からレッスンの風景を動画で送っていただきとても感動しました。来年度は学校行事でピアノを披露するのが目標だそうです!」(小学6年生の保護者)
約150名の子どもたちにハロカル奨学金を提供
現在は、約150名の子どもたちが前年度から継続してハロカル奨学金を利用しており、今後、新しくハロカル奨学金の利用を開始する子どもの募集も予定しています。
ご家庭からは、「今年も継続できてよかった」「なかなか興味が見つからないけど今年こそは!」など、様々な声が寄せられています。
引き続き、現在ハロカル奨学金を利用している子どもたちと地域の体験の場をつなぐお手伝いをしつつ、より多くの子どもたちの「やってみたい!」にチャンスを届けるため、活動に尽力してまいります!
メディア掲載情報
2024年度は代表・今井の書籍「体験格差」(講談社現代新書)の出版に伴い、200件以上のメディアで書籍や活動についてご紹介いただきました。以下一例です。
・毎日新聞
・動画メディア「PIVOT」
・BS12「BOOKSTAND.TV」
