CFCクーポン贈呈式利用者スピーチ(1) 2013/3/20
2013年3月20日に行われたCFCクーポン贈呈式では、クーポン利用者を代表して、
3名の方々にスピーチをしていただきました。
一人目の代表スピーチの動画及びスピーチ内容をを紹介させていただきます。
東日本大震災で被災した小学2年生の女の子のスピーチです。
○小2女子スピーチ(宮城県石巻市)
「小学校入学前に家が全壊。将来はお医者さんになって人を助けたい」
二年前の地震は辛い思い出です。
これから先はどうなってしまうのだろうと思いました。
私は幼稚園の年長でその年の春には小学校一年生になるはずでした。
いつも通りの生活が戻ってきてちゃんと一年生になれるのか心配でした。
地震のその日は津波の水で動くことができず、小高い丘の上に停めた
車の中で過ごしました。
明日の事も分からない心配の中でもお父さん、お母さん、お姉ちゃんやおじいちゃん、おばあちゃんが一緒にいてくれたので寂しくありませんでした。
家族と見上げた夜空は雪が降りながら星がきらきら輝いていたのを覚えています。
結局住んでいた家は津波のせいでなくなってしまいアパートや仮設住宅で暮らしてきました。
その間に色んな人、色んな国の人から親切な気持ちや物を送ってもらい嬉しかったです。
今はおじいちゃんの家で家族みんなで暮らしているのでちっとも寂しくありません。
そして去年チャンス・フォー・チルドレンからもらったクーポンのおかげでおねえちゃんと一緒に楽しく塾に行っています。
塾では算数と国語を習っています。
特に私は算数が苦手なので小学校三年生になっても算数をがんばって得意になりたいです。
他にも赤ペン先生に勉強をみてもらっています。
そして今年は英語の勉強にもがんばりたいと思っています。
このように私が学校の他に勉強が出来るのもチャンス・フォー・チルドレンのチケットをもらえるからです。
本当にどうもありがとうございます。
そうやって勉強して私は将来、病院の先生になりたいです。
なぜかというと震災の時多くの人が犠牲になったからです。
お姉ちゃんのクラスメイトがあの時三人津波で亡くなってしまいましたし、私の小学校一年生のクラスメイトになるはずだったお友達も私の知らないところで津波の犠牲者になってしまったのかもしれません。
だからもうあんな多くの人が亡くなるのはやなので、亡くなる人を少しでも助けられるように、私もみんなも幸せな毎日が過ごせるように力を使いたいので病院の先生になりたいです。
最後に去年のチケットの贈呈式は家族で参加しましたが、その時お兄さん、お姉さんと楽しく遊んでとっても嬉しかったので、今年もここに来れてとっても嬉しいです。