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仙台のボランティアがブレーンヒューマニティーの事業立案合宿に参加!

11月8日(金)から10日(日)にかけて、CFC東日本で被災地の子供たちのサポートを行う仙台の大学生ボランティアたちが、母体団体であるブレーンヒューマニティー(BH)の事業立案合宿(場所:関西学院大学上ヶ原キャンパス)に参加しました。

参加した大学生ボランティアよりご報告させていただきます。
今回合宿に参加した目的は、CFCの学生ボランティアであるブラザー・シスター(ブラシス)について、組織的に活動していく体制=「事業部体制」を構築し、活動方針を決定する、というものでした。

現在80名近くのブラシスが活動していますが、全員と顔を合わせて話すことや、集まる機会が少ないのが現状です。

そこで、ブラシス間の仲を深め、CFCの活動を円滑に進めるために、組織的にボランテイアを運営していく必要が出てきました。
そのため、事業部の組織としての役割を考え直し、新しく作り直すことになりました。

この「事業部体制」はほぼゼロからスタートするため、今回の合宿でBHを参考にしながら、今後の方針を決めていくことが求められました。
今回の合宿では主に以下の3点について議論しました。

①     これまでのブラシス活動の振り返り、課題の洗い出し
②     新事業立案、年間計画・各事業行程表の作成
③     事業部体制の構築

ブラシス活動を振り返りつつ、課題を検討中です。
①     ブラシス活動振り返り・課題の洗い出し
ブラシスは月1回の面談をはじめ、学生同士による研修や街頭募金などの活動を行っています。
その中では面談内容が各自の裁量に依存する部分や、研修が滞ってしまうということもありました。

そのため各活動の課題・改善点を抽出・検討する、という作業を行いました。

事前にブラシスを対象としたアンケートを実施し、面談活動や研修に対する満足度・改善のためのアイディアなどを調査しました。
それらのアンケート結果を分析・精査しつつ、ブラシスの今後の活動を活発にする方法を考えました。
合宿風景③
②     年間計画・各事業行程表の作成、新事業立案
これまでのブラシス活動の中には定期的に行うものもあれば、参加者が集まれば行う、というものもありました。

時には人数が不足しがちなこともあったため、年間計画を立案し、スケジュールを立てて運営することにより、多くのブラシスが積極的に参加できる環境をつくることが目標となります。

また、CFCにおいて、もっとブラシスが活躍できる場があるのではないか、という課題のもと、従来の活動に加え新規の事業を立案することになりました。
年間計画については細部の検討は必要なものの、1年間の大まかな動きを決めることができました。

事務所にも計画表を掲示するなどして、ブラシスの意識を高めていければと思います。
新事業についてはファンドレイジング(資金調達)の方法として、フリーマーケット出店やJust Givingへの参加を増やしていく方針になりました。

また、ブラシス同士のヨコ・タテのつながりを強化するためのOBOG会の開催や、新旧ブラシスが参加するキャンプの企画が持ち上がったほか、ブラシスがCFCの広報を担っていくことも検討することになります。
壁に貼られているのが来年実施する事業一覧です。BHの方々にもご意見を多数いただきました。
③     事業部体制の構築
今後のCFC・ブラシス活動を左右するのが「事業部」の活動です。事業部は発足間もないため、会議のルールなども未確定でした。
そのためBHの事業部体制などを参考にしながら、定例会の開催や議事録作成などの方針を決めていくことになりました。

今回事業部から合宿に参加したのは2名のため、仙台に情報や知識を持ち帰った上で、事業部メンバーと合宿の内容を共有していくことが求められます。
事業部活動を本格化させていく上で、関西立案合宿のような合宿を、事業部メンバーで実施することも検討しています。

今回の関西合宿は、CFCの重要な活動主体でもあるブラシスが、今後どのように活動を広げていけるかの展望を描くものでした。
BHの運営力や企画力に圧倒される部分がありながらも、少しでも多くの情報や知識を吸収するべく、参加者同士で役割を分担しながら作業を進めました。

ブラシスの活動はまだまだ発展途上で、今回の合宿でも積み残した部分が多々ありますが、今後少しでもCFC活動の担い手として貢献できればと思います。
ブラシス活動について、BHの方にヒアリングさせていただきました。ありがとうございました。
合宿参加ブラザー・シスター
阿部智宏(東北学院大学1年生)
坂井ゆりあ(東北学院大学2年生)
松村裕治(東北大学4年生)