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子どもとの関係性は、ずっと続いていく

こんにちは!CFCブラザー・シスター(大学生ボランティア)の古関あやめです!

私は2年間の活動の中で、CFCのクーポンを利用している3人の子どもたちと電話面談をしてきました。受験生を受け持つことが多く、それぞれの子どもたちが自分の将来について悩み考え、クーポン利用を通して夢に近づいていきました。私はそのような進路を決める大切な時期に関われたことをとても嬉しく思っています。

今回はその3人の中でも、現在高校3年生の女の子を紹介します。彼女と初めて話をしたのは、2年前の6月、彼女が高校2年生の時でした。初回面談はお互いにぎこちなく相手のことを知ろうと必死になっていましたが、面談を重ねるごとに彼女の方から将来の目標やアルバイト、学校でのことなどを積極的に話してくれるようになったことを覚えています。

道を切り拓くのは子ども自身

あるとき、彼女に将来の夢を聞くと「子どもと関われるような仕事がしたいけど、何かはまだ決めていない。」と話してくれました。そこで幼稚園教諭と保育士の違いや資格が取れる方法について調べ、彼女に合った選択を一緒に考えました。すると彼女は自身の将来と真剣に向き合い、通いたい大学の候補をいくつか挙げたり、推薦入試を視野に入れた受験勉強や資格取得のためにピアノ練習をしたりするようになりました。そして昨年末、彼女は第一志望の大学に合格し、晴れて4月から大学に入学することになりました。それもこれも彼女が自身の力で懸命に道を切り拓いたからこそだと思っています。

子どもとの関係性は、ずっと続いていく

学校の勉強と生徒会活動、アルバイト、塾、ピアノなどと忙しい毎日を過ごしている彼女ですが、面談ではその大変さを感じさせないくらいの生き生きとした楽しそうな声で話をしてくれます。「忙しそうだね、頑張ってるんだね。」と話をすると「そんなことないですよ!」といつも謙遜していますが、私は彼女が一生懸命で努力家なのだということを知っています。そんな彼女の姿を見ていると、私もこのままではいられないと感じ、頑張るエネルギーをもらうことができます。受験生という大切な時期を一緒に過ごせたということ、学びやエネルギーなど多くのものをもらったということには、本当に感謝をしています。

私たちは普段、電話で面談を行っていますが、彼女とは、最後にして初めての顔を合わせての面談が残っています。面談では、この2年間の電話面談の中で私が感じた彼女の魅力や長所を話すと共に、彼女への感謝の気持ちを伝えるつもりです。彼女との関係はもう少しで途切れてしまいますが、これで終わりではありません。CFCの面談という機会によって、お互いの歩む道が交わったからこそ、これからはその交差によって得られたものを大切にし、目標に向かって進んでいこうと思います。

CFC東日本シスター
古関あやめ(宮城大学 看護学部看護学科2年)