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支援を受けた子どもが大学生ボランティアに-SAPジャパン株式会社さまに感謝状をお贈りしました。

SAP株式会社さま

こんにちは、広報担当の山本です。先日CFCをご支援くださっているSAPジャパン株式会社さまへ、代表の今井から感謝状をお贈りしました。

SAPジャパン株式会社さまは、ソフトウェアの開発販売等を行っていらっしゃるIT企業で、東日本大震災以降、様々な形でCFCの活動を支援くださっています。今回の訪問では、日ごろの感謝の気持ちを込めて、代表の今井から感謝状をお渡しするとともに、CFCが昨年末に発刊した「東日本大震災被災地・子ども教育白書」をベースに、被災地の現状についてお話しさせていただきました。

◆支援を受けた子どもが大学生ボランティアに

現在、CFCの仙台事務局で大学生ボランティアとして活動している千葉碧さんは、昨年までSAPジャパン株式会社さまからの寄付を原資としたCFCクーポンを利用していました。震災当時石巻に住んでいた千葉さんは、津波で家が全壊し、しばらく避難所で生活していましたが、そこで出会った管理栄養士の仕事に憧れ、昨春に管理栄養士を目指せる大学に入学しました。

そして今は大学で勉強するかたわら、CFCの大学生ボランティアとして、クーポンを利用する子どもたちの学習や進路相談に応じて、子どもたちを支えています(詳細は年次報告書にも掲載)。

碧ちゃん (2)

(画像)2013年のCFCクーポン贈呈式で交流するSAPジャパンの笹本さんと千葉さん。

本年は、東日本大震災から5年の節目となり、これまで支援を受けてきた子どもたちが少しずつ社会を支える人材として育ってきていることを感じています。一方で、被災家庭の多くは、いまだ厳しい状況に置かれていることも明らかになっており、息の長い支援の必要性を強く感じています。SAPジャパン株式会社さまにも引き続き、東北の子どもたちを温かく見守っていただけますと幸いです。