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大学生ボランティア向けマネジメント研修を実施しました

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こんにちは!仙台事務局の鈴木平です。本日は、CFCの大学生ボランティア向けに1泊2日で実施した「マネジメント研修」についてご報告させていただきます!

CFCの大学生向けの研修といえば、様々な困難を抱える子どもたちと関わる上で必要な知識やスキルを身につけるものが主流ですが、年に数回「組織マネジメント」に関する研修も実施しています。今回はCFCの学生スタッフだけではなく、私たちと同じく東北で子どもたちのために活動している「NPO法人ブレーンヒューマニティー」と「NPO法人TEDIC」の2団体と合同で、組織マネジメントに関する研修を行いました。

 組織のミッションと自分の役割を理解し、活動をレベルアップさせる

今回の研修の目的は、『自分たちの役割・ミッションを理解のうえ実践し、活動にドライブをかけること』。つまり、「団体のこと、自分のこと、仲間のことをもっとよく知って、これからの活動をもっとレベルアップさせよう!」ということです。

参加者は、各団体の現場で中心となって活動している、ボランティアのマネージャークラスの人たちですが、意外と団体のことを自分の言葉で説明したり、自分がどんな役割を担っているのかは説明するのが難しいものです。そこで、今回は各団体の代表理事や理事などのトップマネジメント層も呼んで、団体のビジョン(実現したい社会像)やミッション(団体理念)をしっかりと現場まで浸透させる時間、現場の声をトップに届ける時間を皆で持ちました。

また、団体への理解と同じくらい意外ときちんと理解して実践できていないのが、「組織の中での自分の役割を認識すること」や、「自分自身をよく知ること」です。今回は対話のペアワークを通じて、「しっかりと自分のことを話す(相手の話を聴く)」「思ったことをきちんと伝える(相手の声を受け止める)」ことを学びました。普段一緒に活動をしている同輩や後輩の意外な一面を発見したり、逆に隠れた自分の一面を指摘されたり・・・と気づきに溢れた時間となりました。

 「悔しい。どうにかしてやり遂げたい。」

これらのワークを通して、団体や自己(他者)理解を深めた後、各事業部(団体)の『ロジックモデル』を夜を徹して作成しました。(※ロジックモデル…「もし~ならば、こうなるだろう」という仮説のもと、資源と活動、成果をつなぎ合わせ事実が成果を上げるために必要な要素を体系的に図示したもの。)

非常に難しい作業なので、残念ながら全てのグループが納得のいくロジックモデルを作成することはできませんでしたが、自分たちの活動を団体の理念や成果と結びつけながら考えることで、より団体への理解が深まりました。最後の振り返りでは、「子どもの視点で考える大切さが一番」「徹夜してもまだ納得できない所があるうちは、次年度のために考え続けたい」「これまで仲間に想いを伝えてこなかったことが悔しい。どうにかしてやり遂げたい」など、団体での更なる活躍を誓う、力強い言葉が多く出ていたのが印象的でした。

CFCでは、子どもたちを引き続きしっかりとサポートをしながら、子どもたちをサポートする人材の育成にも努めて行きたいと思います。

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 マネジメント養成研修 実施概要

日時 2016年11月12日(土)、13日(日)
場所 エスポールみやぎ
プログラム (1日目)
・チェックイン
・2016年の活動振り返り
・ペアワーク ~自己理解~
・トップマネジメントセッション ~CFCについて~
・ロジックモデル作成

(2日目)
・ポスターセッション(ロジックモデル)
・ミニセッション ~階層別マネジメント~
・チェックアウト

研修参加団体 ・公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
・NPO法人TEDIC
・NPO法人ブレーンヒューマニティー

※本研修は、『ドコモ市民活動団体助成事業』からの助成金により実施しました。

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