ニュース

【実施報告】3/16(土) 「CFCサポーターのつどい」を開催しました!立場を超えて「一体感」が芽生える会に。

3月16日、「CFCサポーターのつどい」を東京都内で開催しました。CFCの活動を支援していただいている方々、大学生ボランティア、スタディクーポンを利用している子ども、CFCスタッフが一堂に会し、それぞれの立場から普段感じていることや問題意識などを共有し、交流を深めました。スピーチやトークセッションなどで盛り上がり、CFCに携わるコミュニティの“一体感”を感じさせる会となりました。

ここでは、イベントの内容をご報告させていただきます。

◆活動報告

開会のあいさつとして代表理事の今井が「サポーターが1000人を超え、本当にいろんな方々に関わっていただいております。素敵な方々が多く、今日は立場を超えてつながっていけるような場になればと思っています」とあいさつしました。

その後、仙台事務局の吉岡が事業報告として寄付金の状況などを説明しました。「スタディクーポンの定員に対して倍率は4〜5倍で、大多数の子どもたちが落選している状況です。こうした現実と真摯に向き合いながら、これからも事業に取り組んで行きたいと思っています。引き続きご支援よろしくお願いします」と述べました。

また、大学生ボランティア「ブラザー・シスター」が仙台市から2名訪れ、活動の報告を行いました。仙台、石巻、岩手、関西など広い範囲で、電話で面談をしていること、面談では学習や進路の相談のほか、趣味や友達の話、生活全般に関わる話をしていることなどが紹介されました。

また、担当している子どもの住んでいる地域ごとに、ブラザー・シスターが定例ミーティングを実施し、面談での悩みなどを話し合う「ユニット制」について紹介しました。

ブラザー・シスターの大学生は「私は100人いれば100通りの子どもの背景や価値観が存在していると考えています。1対1で関係を終結させるのではなく、ブラシスや職員と共有する場があることで、より多くの視点や考えを得ることができるので、その子一人に合った面談ができると考えています」と話しました。

◆スピーチ

この日は、感謝の気持ちを伝えようと、スタディクーポンの利用者を代表して高校生1名が東北から訪れ、スピーチをしました。

高校生は原稿用紙5枚に感謝の言葉をしたため、「中学生の時からクーポンを使わせていただいています。自分の可能性が一気に広がって嬉しい気持ちになりました」と喜びを伝え、「今、クーポンを塾で使わせてもらっています。英語に苦手意識があり、わからないことがあると悩んでしまいがちでしたが、塾で繰り返し教えてもらうことで成績も上がり、英語に対して手応えを感じています。クーポン利用をして変わったことは、将来のことをよく考えるようになったことです」話してくれました。

また、ブラザー・シスターとの面談についても「とても楽しいです。塾での学習のこと、将来のことを親身になって話を聞いてくれ、的確にアドバイスをしてくれます。感謝の気持ちにいっぱいです。今後、看護師になりたいという夢があります。地域に苦しんでいる人を助けたいと思っています。一生懸命勉強したいと思っています。ありがとうございました」などいい、深く頭を下げると、会場は温かい拍手に包まれました。

その後、「クーポン贈呈式」が行われ、担当のブラザー・シスターが「クーポンを通していろんな人と関わり、考えを聞いて自分の考えを確かなものにしていってほしいと思います。期待しています」と述べ、高校生にスタディクーポンを手渡しました。

◆トークセッション

トークセッションは、4〜5人の7グループに分かれて行われました。CFCサポーターのほか、ブラザー・シスターやCFCスタッフらも加わり、自己紹介しつつ、様々な立場からCFCに携わるようになったきっかけや理由について話し合われました。

それぞれのグループでは、「私も子どもの頃は貧しくて、とても悔しい思いをした。今の子どもたちに悔しい思いをしてほしくない」、「私も被災者。日本の身近な子どもたちを支えたい」などといった子どもたちに支援をする理由が述べられたほか、「企業としてCFCに支援をしています」、「1スタッフとして活動の運営をしています」と立場を超えて、自分が取り組んでいることについて情報交換が行われていました。

また、「自発的に高め合っているブラシスが素晴らしい」といった声が多く、CFCのブラザー・シスター制度について、大学生に深く尋ねている支援者の方々が多くおられました。

◆「一体感が芽生えた」

今回のイベントに参加したサポーターからは、「テレビで見て支援を始めたが、今日参加してみて、CFCに支援をしていることがとても意味があったとわかりよかった」、「ブラザー・シスターの制度など、仕組みを詳しく知ることができてよかった」、「それぞれ関わり方は違うけれど、とても一体感を感じ取ることができた」などといった声がありました。CFCに様々な形で携わる人々から、子どもたちへの優しい眼差しを感じ取ることのできる会となりました。

【CFCの活動についてもっと知りたいあなたへ】

毎月の活動説明会で、子どもの貧困・教育格差の現状や、CFCの活動内容等について詳しくお伝えしています。

日本の子どもの貧困、教育格差の現状や、CFCの活動をより詳しく知りたい方は、ぜひご参加ください。

>>CFC活動説明会の詳細を見る