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進学だけではない!多様な進路を応援するスタディクーポン~就職支援プログラムでのクーポン活用事例

スタディクーポンは、学習塾だけでなく、習い事や体験活動など、多様な地域の教育機関で利用することができます。

CFCのクーポンを利用するお子さんは、高校卒業後に大学等へ進学するお子さんが多いですが、就職を希望するお子さんもおり、今年は、NPO法人が提供する就労支援プログラムにクーポンを利用して、希望する企業への就職を決めた高校3年生がいました。

今回、就職を決めたお子さんに、就職支援プログラムでクーポンを利用した理由や、クーポンで実現できたことについてインタビューを行いました。

CFC山本:この度は、内定おめでとうございます!早速ですが、まずはAくんが就職を希望した理由から教えていただけますか?

Aくん:ありがとうございます。私は小さいころからモノ作りが好きで、将来、メーカーで働くことを夢見ていました。大学に行ってから就職するという選択肢もありますが、私の場合は、大学に行く人よりも早く社会に出て、仕事を覚えて、経験して、自立したいと思い、就職をすることにしました。

CFC山本:そうなんですね。今回、NPO法人スイッチさんが提供している就職支援プログラムにクーポンを利用したということですが、なぜそのプログラムを受けてみようと思ったのでしょうか?

Aくん:私の通っている学校が進学校で、周りに就職志望の生徒がほとんどおらず、就職するにあたって何をすればいいのか分からなくて、とても不安でした。同級生で、就職する男子は私だけだったと思います。そんな中、親からスイッチさんの就職活動を支援するプログラムがあると聞いて、参加しようと思いました。

(画像)スイッチのスタッフさんからアドバイスを受ける様子

CFC山本:プログラムでは、どのようなことをしましたか?

Aくん:スイッチさんには、高校3年生の夏休みごろから通い始めたのですが、初めに職業興味テストを行い、仕事選びのアドバイスをしてもらいました。夏休み明けに、志望企業が決まったら、履歴書の書き方や、面接の受け方について教えてもらい、模擬面接を何度も行いました。

初めは、紙に書いた志望理由や自己PRをうまく頭で組み立てて話すことが難しかったのですが、スイッチのスタッフの方にたくさんアドバイスをいただき、練習回数を重ねることで、少しずつできるようになりました。また、就職が決まった後も、社会人としてのビジネスマナー(電話や来客応対、ビジネスメールなど)について教えてもらいました。

CFC山本:プログラムを受けてみて、いかがでしたか?

Aくん:就職試験で自信をもって対応できるようになりました。それ以外にも、普段の生活で自信をもって過ごすことができるようになったと思います。普段、学校で教わることのないビジネスマナーが意外と奥が深いことに驚きました。

CFC山本:たくさんの学びがあったようですね!最後に就職が決まった今の気持ちを教えてください。

Aくん:素直に嬉しいです。このような機会をつくっていただいたチャンス・フォー・チルドレンの支援者の皆さまと、スイッチの皆さまへ感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

◆Aくんの保護者さんより

中学1年生から6年間、Aの学習面でのサポートを、スタディクーポンを使って補うことができました。東日本大震災以降、生活がおちつかず、不安に思うことも多々ありましたが、Aが人並みに学ぶ機会を得ることができたのも、クーポンのおかげと思っております。

また、今回、就職に向けて活動するにあたり、スイッチさんのプログラムを受講できたことは、Aにとって大変有意義な時間となりました。進学校ゆえ、学校の指導では不十分なことや、社会に出る心得を教えていただき、Aも心強かったと話しております。

おかげさまで、志望通りの会社に就職でき、親として言うことは何もありません。多くの方に支援していただいたことを忘れずに、次は自分が社会に貢献していけるよう、励んでもらいたいと願っております。

→今回Aくんがクーポンを利用した「認定NPO法人スイッチ」さんへのインタビューも実施しています。ぜひご覧ください。

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