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大学生ボランティアの定期研修会を実施しました!

こんにちは。大学生ボランティア(ブラザー・シスター)の渡部真喜です。

10月28日・31日にブラザー・シスター(通称「ブラシス」)の定期研修会を実施しました。

今回の定期研修会のテーマは、「面談の振り返り」についてです。外部講師の佐々木啓江先生(盛岡市保健福祉部生活福祉課)を招いて、オンラインで開催しました。

◆ブラシスの活動共有の時間「シェアリング」

定期研修会のご報告をする前に、まずは日々の面談の振り返りのために行っている「シェアリング」という場についてご説明します。

ブラシスたちは、毎回の子どもとの面談後に「シェアリング」という時間を設けています。

「シェアリング」の時間は、子どもたちとの面談で起きた出来事や、そこでブラシス自身が感じたことについて、仲間のブラシスと分かち合います。

ブラシスたちは、シェアリングの時間を通じて、子どもとの関わりを振り返ったり、うれしかったことや不安に感じたことを仲間のブラシスと共有したり、ときには意見をもらったりします。

これらを通じて、子どもとより良い関係を築いていけるよう、取り組んでいます。

また、難しい状況におかれている子どもがいた場合、すぐに職員等と情報共有ができるようにすることや、ブラシス自身が悩みを一人で抱えることのないようにすることもとても大切です。

(なお、ブラシスには守秘義務があり、面談を通じて知り得た情報はCFCのメンバー以外で共有することはなく、情報はプライバシーポリシーに則って管理しています)

このように、シェアリングの時間をよりよいものにしていくことはブラシスにとって重要です。

しかしながら、新型コロナウィルスの感染拡大以降、シェアリングの場が一部オンラインに移行したことにより、シェアリングでのコミュニケーションに課題を感じるとの声がでてきました。

そこで、今回の定期研修会では、日々の「シェアリング」の時間をよりよくすることを目的に開催することになりました。

◆定期研修会の目標と学び

今回の定期研修会では、次のことを目標に置きました。

『ブラシス一人ひとりがチームとして子どもたちをサポートしているという気持ちをもって積極的に日々の「シェアリング」に参加し、一緒に考えることができるようになること』

前半は佐々木啓江先生にご講義いただき、「なぜ共有をするのか」、「共有をしないとどうなってしまうのか」、「誰のためにシェアリングをするのか」など、ブラシスの活動におけるシェアリングの意義の再確認やその際のポイントをお話いただきました。

後半は、参加したブラシス同士でグループワークを行い、より活発なシェアリングをするために必要なことを話しあいました。最後に、これからのシェアリングにおける目標を各自で設定しました。

◆子どもたちをサポートするために日々のシェアリングを大切にしていきたい


研修参加者からは、次のような声がありました。

『みんなが学んだことを意識するだけで、シェアリングがこんなに活発になるんだなと思いました』

『ブラシス同士が意見を言いやすい環境を作ることが大切だと感じました』

私も以前、子どもとの面談の中でどうしたら良いのか不安を感じた時、当時の先輩ブラシスが丁寧に話を聞いてアドバイスをしてくれました。

そのおかげで心が休まり、次の面談への心構えができた経験から、シェアリングの大切さをいつも感じています。

今回の定期研修会で得た学びを活かし、子どもたちを最前線で支える活動をより良いものにしていきたいと考えています。

◆10月定期研修会 実施概要

日時 10/28(水)19:00~21:00
10/31(土)14:00~17:00
実施方法 オンライン
プログラム (1)グループワーク:シェアリングの振り返り
(2)講義:共有の意義・シェアリングの意義
担当:佐々木啓江先生(盛岡市保健福祉部生活福祉第一課 就学支援相談員)
(3)グループワーク:シェアリングについての目標設定