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千葉県松戸市・柏市・流山市で実施している「マブチ・スタディクーポン事業」の対象者を高校生まで拡大しました

CFCでは、公益財団法人マブチ国際育英財団と協働し、千葉県松戸市・柏市・流山市在住の経済困窮家庭の子どもたちの教育支援を行う「マブチ・スタディクーポン事業」に2021年から取り組んでいます。

2021年度は中学3年生を対象にクーポンを提供しましたが、この度、クーポンの対象を高校1年生まで拡大しました。2022年度は、中学生・高校生あわせて128名に、一人当たり年間20万円分、総額2,560万円分のクーポンを提供しました。

■公益財団と協働した全国初の取り組み「マブチ・スタディクーポン事業」

マブチ国際育英財団は、千葉県松戸市に本社を置くマブチモーター株式会社の創業者、馬渕隆一氏が2005年に設立した財団で、経済的な事情で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学金支給を行っています。

これまでも国内の大学に通う学生に奨学金を支給してきたマブチ国際育英財団ですが、大学入学後だけではなく、大学進学前の中学・高校時から継続的に子どもたちの学びを支援する必要性を感じておられたそうです。

そこで、幅広い学年の子どもたちを支援してきたCFCの取り組みに共感いただき、2021年度にCFCと協働で実施する「マブチ・スタディクーポン事業」がスタートしました。

公益財団と協働して地域の子どもたちを支援する「マブチ・スタディクーポン事業」は、全国初の取り組みです。

■今年からクーポンの対象を高校生に拡大。中学~高校まで一貫した学びのサポートを実施

「マブチ・スタディクーポン事業」第一期にあたる2021年度は、高校進学をめざす中学3年生75名に、総額1,500万円分のスタディクーポンを提供しました。

第一期にクーポンを利用した子どもたちは、この春から高校に進学しましたが、その中で大学進学を目指す53名を継続的にサポートするため、2022年度から高校生もクーポンの対象者となりました。

今年度は、新規で募集した75名を含む128名の中学生・高校生の学びをサポートしています。

■企業や財団等と連携した、新しいスタディクーポンの広がり方

コロナ禍がもたらす子どもや家庭への影響の長期化も相まって、CFCが実施した今年度スタディクーポンの募集には過去最多の1,902名からの応募があり、1,500名以上にクーポンを届けることができませんでした。

支援に対するニーズの高まりを感じる中、マブチ国際育英財団のような地域密着型の財団と協働した「マブチ・スタディクーポン事業」は、今後同様の取り組みを広げていく上で一つのモデルとなる、画期的な取り組みだと感じています。

CFCとしては今後も、自治体に限らず地域密着型の企業・財団等と連携しながら、スタディクーポン事業の取り組みを全国に広げていきます。

※本件に関するプレスリリースはこちら

■「マブチ・スタディクーポン事業」概要

※今年度の利用者募集及び決定は、現時点ですでに終了しています。

概要 松戸市、柏市、流山市内の経済的困難を抱える中学3年生および高校1年生に対して、学習塾等に利用できるスタディクーポンの提供、およびクーポン利用に関する相談支援等を行う
期間 2022年4月1日~2023年3月31日
クーポン
提供額
総額2,560万円分(一人当たり年額20万円分)
利用者
人数
128名
(学年別)
中学3年生 75名/高校1年生 53名
(地域別)
松戸市 60名/柏市 51名/流山市 17名
実施主体(運営事務局) 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
〒130-0012 東京都墨田区太平1-11-6そのだビル2階
助成 公益財団法人マブチ国際育英財団
〒270-2280 千葉県松戸市松飛台430番地