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【楽天・則本選手インタビュー】東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大選手からご支援をいただきました!

楽天イーグルス則本選手からのご寄付

この度、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大選手からご支援をいただきました。

則本選手には、公式戦で1イニング投げるごとに1万円を積み立て、シーズンオフにCFCへご寄付いただいています。支援を始められて4年目となる2022年は125イニングの投球となり、125万円のご寄付をいただきました。本当にありがとうございます!

今回、シーズンオフのタイミングでお時間をいただき、則本選手の野球との出会いや、どのような想いで子どもたちを支援してくださっているのかについて、則本選手にお話をお聞きしました。

(インタビュー:スタッフ 内藤日香里)

■野球が好き。その思いで続けてきたからこそ、今の自分がある

ー則本選手が野球と出会ったきっかけは何でしたか?

親戚の怖いおじさんから野球を勧められて少年野球を始めたことが、僕が野球と出会った最初のきっかけです。

はじめは断り切れずに渋々始めたというのが正直なところではありましたが(笑)気づけば今に至るまで野球を続けてプロの選手になれたので、当時勧めてくれたおじさんには、今でもとても感謝しています。

ー子ども時代に周囲にいた方が、野球に取り組む後押しをしてくださったんですね。

最初に勧めてくれたおじさんもそうですが、周りのみんなが野球に打ち込むことを応援してくれました。

たとえば父親は、普段の練習の際も遠征に行く際も、僕や兄弟にいつも付いてきてくれていました。家族で旅行したような記憶もなく、本当に野球一筋の毎日でしたね。

技術面では、僕が小学生の頃から高校生の頃まで、野球経験者のいとこの兄ちゃんが投球やバッティングのフォームを指導してくれていました。その人のおかげで、野球技術の基礎が身につけられたと思います。

ー野球を頑張ることを全力で応援してくれる環境だったのですね。子ども時代に野球を通じて培ったことで、プロとなった今でも活きているなと感じることはありますか?

たとえば、勝つことにこだわる気持ちは、少年野球時代に培われ、今の自分の土台になっています。「負けたくない、勝ちたい」「試合で活躍したい」という思いがあるからこそ、苦しいことがあっても頑張り続けてこれたのだと思います。

ー則本選手のように子どもの頃から好きなことを追い求めるためには、何が大切だと思われますか?

環境が整っていることも大切ですが、それ以上に楽しみながら続けることが一番大切だと思います。

野球はルールも難しいし、技術面の差が出やすいスポーツ。上達できずに苦しくなることもあるんですが、昨日できなかったことが今日はできるようになると「次も頑張ろう」と思えるし、それを繰り返していくことが、楽しみに繋がっていくのかなと思います。

僕自身、途中で辞めたくなったこともありましたが、それでも野球が好きで楽しくてずっと続けてきたからこそ、今の自分があると思っています。

笑顔の則本選手

■好きなことをあきらめずにいられるように、野球を通じて子どもたちをサポートしたい

ーそんな則本選手が、社会貢献活動をしようと思ったきっかけを教えていただけますか?

僕自身は野球をここまで続けてくることができましたが、一方で僕の周囲には、経済的な理由で野球ができなかったり、途中で野球を断念せざるを得なかったりする友達もいました。

そのような友達を目にしてきたこともあり、子どもたちが好きな事をあきらめずに続けるために、自分で何かできないだろうかという想いはずっと持っていました。

そんな中、2018年のオフシーズン中にBLF(ベースボール・レジェンド・ファウンデーション ※)のチャリティイベントに参加したことをきっかけに、CFCの活動について紹介していただきました。CFCに出会えたことで、ようやく自分が長年やりたかったことを形にできたなと思っています。

※プロ野球選手や球団の慈善活動をサポートするほか、野球にまつわる社会貢献活動を展開するNPO法人

ー長年やりたかったことを形にできた。そのようにおっしゃっていただけて、私たちもうれしい気持ちでいっぱいです。1イニングごとに1万円を積み立てるという形で寄付をしようと思われたのは、どのような気持ちからですか?

投手として1イニングでも多く投げたいという思いがあるので、僕自身にとってもやりがいになると考え、イニング数に応じて寄付することにしました。

野球を頑張れば頑張るほど、より多くの子どもたちにクーポンを届けることができると考えることは、僕としても大きなモチベーションになるので、今の形がWin-Winなのではないかなと思っています。

ー則本選手にとっても「1イニングでも多く投げよう」というモチベーションになっておられるのですね。2022シーズンに4回目のご寄付をいただきましたが、これまでのご寄付を通じてどのような思いを持っておられますか?

始めた当初はもっとイニング数を稼ぐつもりでいたのですが、ここ数年間は自分としては少ないなと思っていて。本当はもう少し多く(イニング数を)取りたかったと思っていました。

今年は、もっと活躍したい。レギュラーシーズンだけでなく、ポストシーズンに入ってもイニングを加算して、もっともっとたくさんの子どもたちに(クーポンを)届けられたらなと思っています。

現時点の目標としては、170イニング以上は投げたいなと思っています。ポストシーズンに入ってからさらにイニング数を重ねていきたいと思っているので、たくさん投げられるように、頑張りたいです。

■あきらめない限りチャンスがあるから、目の前のことに一生懸命向き合ってほしい

ー最後に、取り組みを通じてお子さんやファンの方に伝えたいメッセージをお聞かせください。

子ども向けに野球教室をすることがあるんですが、その際に子どもたちによく伝えているのは、自分が今やっていることや将来やりたいことに、とにかく一生懸命取り組んでほしいということ。そして、あきらめない限りチャンスはあるんだということです。

大人になるにつれ、好きだったことを辞めて別の新たなステージに行かなくてはならない時がやがて訪れるかもしれませんが、子どものうちはそんなことを気にせず、とにかく、好きなスポーツや目指したい職業などに一生懸命向き合って、好きでい続けてほしい。

そして、周りの大人の方には、できる限り子どもたちの好きなこと、やりたいことをサポートしてあげてほしいなと思います。

最後にファンのみなさんには、こういう(CFCが取り組んでいるような)活動があることを知って、少しでも関心を持ってくれたらいいなと思っています。

これからも頑張りますので、ぜひ応援してください!


則本選手には、今シーズンも子どもたちに温かいご支援をいただき、またお忙しい中お話を聞かせていただき、この場で改めてお礼を申し上げます。

CFCのクーポンを利用しているお子さんは東北地方に多く、則本選手のファンもたくさんいるため、活動を応援していただいていることを本当に嬉しく感じております。これからも、より一層、則本選手が試合で活躍されることを応援しております。

またCFCでは、則本選手のように、子どもたちが自分の好きなことや将来の目標を諦めずに追い求められるよう、今後とも子どもたちをしっかりとサポートしていきます。

【これまでの則本選手からのご支援】

則本選手

・2019シーズン:背番号「14」にちなみ、140万円を寄付
~2020シーズンより、1イニング投げるごとに1万円を寄付~
・2020シーズン:109万円を寄付
・2021シーズン:148万円を寄付
・2022シーズン:125万円を寄付