ニュース

楽しく安全な自然体験をみんなに!「ハロカル アウトドア」近況報告

こんにちは。『ハロカル アウトドア』運営事務局の原田です。季節は秋から冬へ変わり、アウトドアもスノーシーズンとなってきました。

『ハロカル アウトドア』は、体験活動の中でも「自然体験」に特化したプロジェクトです。経済困窮家庭の子どもたちが、自然学校をはじめとした事業者のプログラムに、ハロカル奨学金(クーポン)を利用して参加できるようにする仕組みです。

今年度はトライアルとして、10月に利用者募集を開始し、11月~12月に20名の子どもたちにクーポンを提供しました。クーポンを利用してプログラムに参加した子どもたちからは、早くも「次はいつ行ける?」といった声も寄せられています。

今回は、利用者の募集開始頃から、子どもたちがプログラム体験に至るまでの詳細をご報告します!

(1)パートナー(プログラム受入れ)団体の選考実施

『ハロカル アウトドア』では、子どもたちの受け入れ先となるプログラムを提供してくれる「パートナー団体」との連携が不可欠です。パートナー団体の検討にあたっては、子どもたちに安心安全で質の高いアウトドア体験を提供するために、運営事務局でパートナー団体の選考基準を設けました。

具体的には、事務局側で、団体のこれまでの活動歴や、スタッフ研修の有無、有資格者の在籍有無の確認、安全管理マニュアルの内容確認をしました。

(2)クーポン利用者の募集開始~プログラムとのマッチング

申込みをしてくれた子どもたちのクーポン利用が決定したのちに、子どもたちと各プログラムのマッチングを行いました。

アウトドアのプログラムは内容が多様で、子どもたちの興味関心も違います。子どもたちにはできるだけ興味関心のあるプログラムに参加してもらえるように、パートナー団体にも協力いただき、受入れ人数を調整いただきました。

その結果、利用が決定した20名の子どもたちは、全員が第一希望のプログラムに参加することができました。

(3)アウトドアプログラムの体験

プログラムのマッチングが無事に終わり、いよいよ体験プログラムがスタート。

私も先日、パートナー団体が提供するプログラムの一つである「木こり体験」の視察に行ってきました!

【視察での様子】



子どもたちはロープやノコギリを使い、木や竹の間伐にチャレンジしていました。自分よりも何倍も大きな竹が倒れる瞬間は、とても迫力のある時間でした。



その後、自分たちで切った木や竹を使ってコップや竹ぼうき、スプーンやフォークなど素敵なお土産を作っていました。



子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを、パートナー団体のスタッフの方々が、優しく受け止めて体験の場を作っている様子がとても印象的でした。朝は緊張した面持ちだった子どもたちも、帰りにはすっかり仲良くなっていました。

自然の中で、仲間たちと過ごした時間やスタッフのみなさんの関わり方のおかげかと思います。関係者のみなさま、ありがとうございました!

今年度のトライアルは終了しましたが、次は来年度の事業実施に向けた準備をしていく予定です。引き続き「いつでも、どこでも、だれでも、みんなの」自然体験であるように、アウトドアをすべての子どもたちに提供することを目指して、体験の場を作っていきたいと思います。

◆クーポンでプログラムに参加したご家庭からの声

・「化石発掘体験は初めてだったのでとても楽しんでいた模様」

・「難しかったけど楽しかった、次はいつ行ける?すぐ予約して〜!と言っていました」

・「寂しがることがあるかと思いましたが、とても楽しかったようで寂しくなかったとの事で、成長できたのかなと感じました」

・「みかんをお腹いっぱい食べて、お友達とも仲良く遊べて楽しかったと言っていました。沢山歩いて疲れたかと思うのですが、帰って来ても予想外に元気でしたので、余程楽しかったのだなととても嬉しく思いました。」

【子どもの体験奨学金「ハロカル」】
子どもたち1,000人の支援に向けて、応援をお願いします!

2023年度から2025年度までの3年間で、全国10地域・延べ1,000人の小学生に「ハロカル奨学金」を提供することを目指し、ご支援を募っています。

>>ご寄付のお申し込みはこちら


※ご質問・ご連絡事項に「ハロカル指定」とご記載ください。
※ご寄付の使途は、事業費(直接的な子どもの支援費)85%、管理費(管理スタッフの人件費等)15%となります。