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定時制高校の不合格者が急増しています。

年も明けて、受験シーズンが近付いてきました。高校入試について、昨年10月19日の朝日新聞に次のような内容の記事がありました。

 
◆記事の概要
定時制高校の不合格者が急増している。今年度の公立入試では、夜間定時制の最終的な不合格者が全国で1000人を超えた。不況の影響などで公立志向が高まっているため、定時制高校の二次募集でも志望者が定員を上回った。志望者の中には、全日制の高校を志望していた子どもも多い。経済的理由から私立に通うことができないため、公立全日制が不合格になってしまった子どもが定時制を志望しているのだ。

 
伝統的に定時制高校は勤労青年が学ぶ場でした。ですが現在では、様々な困難を抱えた子どもの学ぶ権利を保障する場になっています。困難を抱えた子どもの最後の受け皿として、重要な社会的役割を担っているのです。しかし、志望者増加によって、それがうまく機能しなくなってきています。「教育の安全網」としての定時制高校からもはじき出されてしまう子どもがたくさんいます。

この記事の「はじき出されてしまう子ども」には、学力や経済面で困難を抱えた子どもたちが多いのが実情です。つまり、様々な事情で教育などにお金や手間をかけられない家庭の子どもたちは、生まれたときから不利を背負っています。

家庭の経済力と子どもの学力の関係が深い日本では、受験も平等とはいえません。競争が激しくなると、不利な子どもが学校の外にはじかれてしまいます。そういう意味で、今や学校外教育は贅沢なものではなく、学校の外にはじかれないためにも必要なものとなりつつあります。

入試などの制度改善とともに、それぞれの子どもを取り巻く環境の改善が何よりも大切です。全ての子どもたちが十分な教育機会と学習環境を得られ、希望の進路を果たせるようなサポートが必要だと思います。

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