大学生ボランティア養成研修を実施しました。
チャンス・フォー・チルドレン主催の大学生ボランティア研修が
2日間の日程で実施されましたのでご報告させていただきます。
■12月10日(土)
13時に研修会がスタートしました。21名の参加者が研修会に参加しました。
はじめは緊張した様子でしたが自己紹介ゲームを通じて、アイスブレイクをしました。
自己紹介ゲームがはじまるといい笑顔が見えてきました。
そして、リラックスができてきたところで講義に。
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チャンス・フォー・チルドレンの雑賀から、
「チャンス・フォー・チルドレンの団体・活動紹介」「ブラザー・シスター制度について」
の講義です。
参加者の皆さんは、これからの自分たちの役割・活動の目的についての話など、
真剣に話を聞いていました。
講義後には、クーポン贈呈式でクーポン利用をする子どもたちのスピーチ映像を見ました。
皆さんは一体何を感じたのでしょうか。
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次は「子どもの経済的貧困」について、
松本幸子先生(社会福祉士・元児童相談所職員)からの講義です。
先生のこれまでの体験をもとに子どもたちと関わる際に
大切なことにについてもお話がありました。
「子ども一人ひとりとしっかり向き合うこと。」
「一人ひとりが持つ背景をしっかりと知り、受け止めることが大切。」
とおっしゃていました。
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次は「被災した子どもの心理状態」について、
佐藤利憲先生(仙台青葉学院短期大学 看護学科 精神看護学 助教)からの講義です。
被災した子どもたちの心の動きや子どもたちと関わるときに
大切なことについてパワーポイントを使って解説いただきました。
また、アニメキャラクターを例にしてわかり易く子どもたちを支えていく中での
「セルフケア」の重要性 についてもお話がありました。
参加者の皆さんも「なるほど。」といった表情で先生の話を聞いていました。
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次は「進学・就職・経時的支援制度」について、
松浦智博先生(株式会社デュナミス 取締役/キャリア教育コーディネーター)
からの講義です。
震災後の学校現場の様子や、子どもたちの進路・就職状況
についてご説明いただきました。
また、日々の仕事の中で学校の先生から聞いた話や入試制度についての
解説など分かりやすくレクチャーいただきました。
以上で、1日目の研修は終了です。
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■12月11日(日)
2日目、12月11日(日)の研修会は出村和子先生(仙台いのちの電話 理事長)による
コミュニケーション実習です。
「コミュニケーション基礎・実践」「ロールプレイング」
のコミュニケーシュン実習となっています。
午前の部は、コミュニケーションにおける基礎的な知識やスキル等について
先生から丁寧に解説を加えられた上で、コミュニケーション実習を実施しました。
午後の部は、お昼休みを挟んで本格的に実際の子どもとの関わりを想定した
ロールプレイング実習を実施しました。
1日目に学んだ知識、午前中に学んだコミュニケーションの基礎的知識・スキルを
活かし午後も充実した実習を行うことができました。
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今回、2日間の研修を受け、ブラザー・シスターとして登録された
学生ボランティアは20名となります。
これで、チャンス・フォー・チルドレンのブラザー・シスターとして
ともに活動をしていく学生ボランティアは45名となります。
半年前は知り合いの方もほとんどいない状況でしたが、
今回の研修にご協力をいただいた先生方や学生ボランティアの皆さん。
本当に多くの方々と繋がり、協力をいただいていることに感謝の気持ちと嬉しい気持ちで
いっぱいです。
これから、子どもたちにとって必要な支援を多くの方々と
協働しながらしていきたいと思います。
雑賀 雄太