ブラザー・シスターの活動
CFCでは学校外教育バウチャーの提供を通じて、子どもたちの教育機会の保障を目指していますが、バウチャーの提供とともに、子どもたちの教育を支えていく上で決して欠かせない活動があります。
その活動がブラザー・シスターによるバウチャー利用者に対する相談・アドバイスです。
ブラザー・シスターとはどんな人たちなのか、どのような役割を担っているのかをご説明します。
■ブラザー・シスターとは
・CFCで活動し、子どもたちに直接関わる大学生ボランティアのことを指します。彼ら・彼女らは、ブラザー・シスターになる前に専門家による2日間の研修を受講し、子どもたちの支援を行うために必要な知識やスキルをこの研修で身につけます。
そして、研修を受講したブラザー・シスターは担当の子どもと月に一回、対談もしくは電話で30分程度の面談を行います。面談では、バウチャー利用についてのアドバイス、学習や進路に関する相談等を行います。
■ブラザー・シスターの役割
ブラザー・シスターは、子どもたちと面談を行う中で主に3つの役割を担います。
○バウチャー利用の促進・利用状況の把握
・バウチャーが利用できているかどうかの確認を行います。バウチャ―が利用できている場合は、どこで、どのくらいの頻度で使っているのかを確認します。また、実際に利用先ではどのような学習・活動をしているかについてもヒアリングします。
・バウチャ―が利用できていない場合は、まずは利用できていない理由を聞き、どんなことにバウチャ―を使用したいのかについて話をしていきます。そして、最終的には本人の意向に沿う形でのバウチャー利用を促します。○学習・進路の相談
・学校での様子等について話を聞く中で、学習状況についても話を聞きます。そして、自身のこれまでの経験等を活かしながら学習方法等のアドバイスを行います。
・進路については希望の進路先のヒアリングを行います。希望の進路に進むために必要なステップが何なのか、何をするべきなのか等について話をします。また、自分自身のこれまでの進路選択における経験談を話すことで、一つのロールモデルを提示します。○学習・進路に関する情報提供
・学習につまずいているような場合は、その子どもに適切な学習教材や学習方法に関する情報を提供します。
・進路選択において迷っているような場合には、本人の将来の希望等を聞きながら、希望に沿う進路先に関連する情報を収集し提供します。
ブラザー・シスターは日々の面談で上記の役割を担いながら、子どもたちとの信頼関係を少しずつ育んでいます。
これからも彼ら・彼女らともに一回一回の面談を大切にして、子どもたちのサポートを続けて参ります。