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関西学院大学学長の村田治先生がCFCアドバイザーに就任しました

この度、村田治(むらた おさむ)関西学院大学学長が、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンのアドバイザー(=CFCアドバイザー)に就任しました。

村田学長は、親を亡くされた子どもたちの支援を行う「あしなが育英会」の副会長も務められており、ご自身も同会前身の「交通遺児育英会」第4期奨学生です。また、経済学の専門で、これまでに奨学金の効果や役割等についての研究を行う等「教育の経済学」の分野に関しても高い知見をお持ちの方です。

このように豊富なご経験と高い専門性をお持ちの村田学長に活動にご協力いただけることとなり、役職員一同大変嬉しく思っています。

当法人は関西学院大学の大学生が中心となって活動するNPO法人ブレーンヒューマニティーを母体に設立したこと、また代表理事の今井・奥野も関西学院大学の出身であるというご縁もあり、この度活動を応援してくださることとなりました。関西学院には“Mastery for Service”というスクールモットーがあります。この言葉は日本語で「奉仕のための練達」と訳されますが、「学生生活を通じて、人に奉仕できたり、社会に役立つ知識や人間性を磨き上げる」という思いが込められており、関西学院の学生たちに浸透しています。

今後も、CFCアドバイザーミーティング等の機会を通じて、村田学長をはじめとする有識者の方々のアドバイスを取り入れながら、一日でも早くこの問題を解決できるよう、事業に取り組んでまいります。


 

◆プロフィール

CFCアドバイザー

村田 治(むらた おさむ)様

関西学院大学学長/あしなが育英会副会長

1955年東京都生まれ。関西学院大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得、経済学博士。関西学院大学経済学部助教授を経て、1988年教授。教務部長、経済学部長、高等教育推進センター長を務め、2014年より関西学院大学長。専門分野はマクロ経済学、経済循環論。主な著書に『現代日本の景気循環』(日本評論社)、『公債と財政赤字のマクロ理論』(有斐閣)がある。2005年よりあしなが育英会副会長。同会前身の交通遺児育英会第四期奨学生でもある。2014年より大学基準協会理事・日本私立大学連盟常務理事。

 
◆メッセージ

経済成長論の分野においては、わが国のような先進国が持続的に発展するためには、教育投資がますます重要となると研究成果もあります。しかしながら、わが国においては、21世紀に入って国内の経済格差が広がり、この影響により初等・中等教育段階での格差が深刻となっています。この初等・中等段階での教育格差は、高等教育や将来の所得にも大きな影響を与えています。このような状況にあって、CFCの活動は、わが国のみならず、世界の貧困問題の解決策に一つヒントを与えてくれるものと確信しております。