退職のご挨拶(仙台事務局長 松本学)
この度、CFCの仙台事務局長として活躍してきた松本学が新しいフィールドでの挑戦に向けて、退職することになりました。これまで支えてくださった皆さまに、松本よりご挨拶させていただきます。
◆退職のご挨拶
この度、私 松本学は2015年3月末日をもちまして、チャンス・フォー・チルドレン(CFC)を退職することとなりましたので、ご挨拶させていただきます。皆さまには、これまで多大なご支援をいただきましたことに心よりお礼申し上げます。また、今後もCFCへの温かいご支援の程よろしくお願いいたします。
私は2013年6月にCFCへ入社し、入社当初は関西事務局に配属、その後2014年2月より仙台事務局へ活動の場を移しました。私が仙台に来た時には、東日本大震災から3年の月日が経過しようとしていた時でした。
仙台駅を降りた際に、今まで私が住んでいた街とは変わらない街並みで、復興は進んでいるように感じたことを今でも覚えています。しかし、実際に子どもたちと接して感じたのは、子どもたちの気持ちや状況は震災当時からあまり進んでいないということでした。
経済的な理由で学習塾に通うことができなくなった子ども、生まれ育った地域とは別の地域に避難し馴染めずにいる子ども、仮設住宅で勉強に集中することができない子どもなど、様々な環境で子どもたちは生活をしていました。私が接してきた子どもたちはそんな環境下でも諦めず、希望の進学先への進学を目指していました。そんな彼、彼女たちの一生懸命な姿や、子どもたちに寄り添うブラザー・シスター(大学生ボランティア)の姿を見ていると、いつも元気をもらうことができました。
すべての子どもたちが生まれた環境に関わらず、多様な選択肢、価値観に触れ合うことができる社会を目指し、教育クーポンが「学校外教育サービスを受ける」という選択肢の一助になるために、寄付者の皆さま、教育事業者の皆さま、ブラザー・シスターの皆さまには、引き続きお力添えをいただければと思いますので、今後ともCFCをどうぞよろしくお願い致します。
最後に私事ではございますが、退職後はCFCの設立母体である特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティーにて働くこととなりました。今後も、引き続き子どもたちに多様な価値を提供できるような活動をして参りますので、温かく見守っていただければ幸いです。
今後フィールドは変わってしまいますが、これまでと変わらず、「すべての子どもたちが学ぶ機会を持ち、すべての子どもたちが夢を持てるような社会」を作る一助になれればと思っておりますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(仙台事務局長 松本 学)