「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」結果を公表~被災家庭252件へアンケート調査等を実施~
CFCは、能登半島地震での被災による子どもの学びへの影響について、被災家庭252件に対して行った調査結果を発表しました。
■調査結果のサマリー
調査の結果明らかになったのは、大きく以下の3つです。
(2)約7割の家庭が教育資金に関する困りごとを抱えている
(3)被災家庭の状況やニーズは複雑化している(転居の有無や子どもの学校段階等による困りごと等の傾向の違い)
調査概要、データの詳細等については、調査報告書をご覧ください。
(調査報告書の全文はこちら)
能登半島地震で被災した子どもや家庭への影響は長期化しており、今後も以前から経済基盤が脆弱であった家庭を中心に、子どもの教育格差・体験格差がさらに拡大することが懸念されます。
・中学1年になり、部活動が始まります。「野球部に入りたい」と言っていたのですが、「お金かかるよね」と。「大丈夫だよ、心配いらないよ」と話しましたが、自宅が全壊しこれから先、どれだけお金がかかるか見当もつきません。
・これから自宅を補修もしくは解体するのを知っているため、息子はお金がかかることに遠慮して、進学希望でしたが、「(進学するか)悩んでいる」と言われ、申し訳ない気持ちです。
・仕事先の飲食店が全壊で仕事も前のようにできなくなり、現在金沢でも条件に合う仕事が見つかっていません。子ども2人とも輪島で水泳に通っていましたが、地震後に閉鎖。金沢で水泳に通いたいと言っているけれど、金額も輪島の倍以上でなかなか難しいです。
■能登半島地震で被災した子どもたちの学び支援を継続
CFCでは、2024年度、能登半島地震で被災した449名の子どもたちに対して学校外教育費(部活含む)のサポートを行っていますが、震災の影響が長期化するなかで子どもたちが学びや進学を諦めずにすむよう、2025年度も支援活動を継続いたします。
これに伴い、CFCでは、2025年1月31日まで「能登半島地震 緊急子ども教育支援募金」を実施し、全国の皆様に対して支援を呼びかけてまいります。
能登半島地震 緊急子ども教育支援募金
にご協力をお願いします
CFCでは、2025年1月31日まで、「能登半島地震 緊急子ども教育支援募金」を実施しています。
一人でも多くの子どもたちに支援を届けるため、ご協力をお願いいたします。