本日、能登半島地震から1年となりました。
本日2025年1月1日で、能登半島地震から1年となりました。
地震により亡くなられた方々に深い哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに、改めて心よりお見舞い申し上げます。
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当法人では、昨年11月に被災家庭252件へのアンケートおよびヒアリング調査結果を「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」にまとめ、公表いたしました。
(1)9割超の家庭で子どもの教育機会が減少した
(2)約7割の家庭が教育資金に関する困りごとを抱えている
(3)被災家庭の状況やニーズは複雑化している(転居の有無や子どもの学校段階等による困りごと等の傾向の違い)
被災されたご家庭からは、収入減少や、住家の修繕・建替えにかかる費用等がかさんでいることを背景に、子どもたちの教育費に対する不安の声が多く寄せられています。
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私たちの団体は、阪神・淡路大震災、そして東日本大震災をきっかけに立ち上がりました。
東日本大震災から5年のタイミングで発刊した当法人の『東日本大震災 被災地・子ども教育白書2015』では、「震災後に貧困に陥った家庭の子ども」は「震災前から貧困であった家庭の子ども」と比べて、学習習慣が身についており、進学期待も高いことが分かっています。
このことから、私たちは「震災前から貧困であった家庭の子ども」への支援だけでなく、「震災後に貧困に陥った家庭の子ども」の学習意欲を低下させないための予防的な支援が重要であると認識をしています。
CFCでは2024年度より、能登半島地震で被災した子育て家庭に対して、学習塾や習いごと、部活などの教育費の助成を実施しています。
引き続き、被災した子どもたちが学びや進学を諦めることがないよう、スタッフ一同、活動に尽力してまいります。
▼2024年度の活動実績
https://cfc.or.jp/archives/41139
※「能登半島地震」の関連記事は、こちらからご覧いただけます。
▼メディア掲載(一部)
・2024/3/5 教育新聞「【能登半島地震】 スタディクーポンで緊急支援 募金も開始」
・2024/11/20 教育新聞「子どもの教育機会が減少 能登半島地震で被災した家庭に調査」
・2024/12/9 日本教育新聞「震災と学校 小学生1割弱が「不登校」能登地震の被災世帯調査」