3/21 CFC東日本クーポン贈呈式のご報告
こんにちは!広報担当の山本です。
3月21日に、仙台市内でCFCクーポン贈呈式を開催しました。今回の式では、昨年度から継続して2015年度にクーポンを利用することが決定した子ども149名のうち、代表として18名の子どもたちに、クーポンを贈呈しました。
また、当日はクーポンを利用する子どもと保護者の方々だけでなく、全国から多くの支援者・関係者の皆さまにお越しいただきました。ご来場いただいた皆さまには心よりお礼申し上げます。
それでは、当日のプログラムに沿って、贈呈式の内容をご報告させていただきます。
■ 開式のご挨拶
はじめに、ご来賓を代表して出村和子先生(社会福祉法人 仙台いのちの電話 理事)から開式のご挨拶をしていただきました。出村先生は、CFCアドバイザー・トレーナーとして、子どもたちと面談を行っているCFCの大学生ボランティアに対して研修を行ってくださっています。
「クーポンを利用し、一生懸命に学び、あなたたちがこれからの日本を作っていくことを期待しています。私たちも市民としてあなたたちを支援していきます。」と子どもたちに対して激励のことばをいただきました。
■ 大学生ボランティア紹介
月に一度、子どもたちと電話面談を行い、勉強やクーポン利用のアドバイスを行う大学生ボランティア「ブラザー・シスター」94名を代表して、10名の大学生ボランティアからご挨拶させていただきました。直接子どもたちと会える貴重な機会に、一同笑顔で子どもたちへのメッセージを述べていました。
■ CFCクーポン目録贈呈・利用者代表のスピーチ
CFC代表理事今井より、18名の子どもたち一人ひとりにクーポンの目録を手渡しました。子どもたちは大勢の前での式に緊張した面持ちでしたが、名前を呼ばれると、大きな声で「はい!」と答え、しっかりとした足取りで壇上に上がっていました。
クーポン目録の贈呈後は、クーポン利用者を代表して3名の子どもたちが将来の夢とクーポンの使い道についてスピーチをしました。
「音楽の先生になるため、ピアノと勉強の両立をがんばりたい。」
「安心して勉強できるのもクーポンと家族のおかげ。将来は数学の先生になりたい。」
「地域の復興に携わるため、公務員になりたい。大変なことも多いが、前を向いて頑張りたい。」
どの子どもも、自分なりの考えを持ち、100人もの目の前で堂々と自分の夢を語っていました。そんな子どもたちの姿は凛々しく、とても頼もしく感じられました。
■ パネルディスカッション
クーポン利用者を代表して2名の子どもたちと、担当の大学生ボランティア2名に登壇してもらい、コーディネーターの高橋聡美先生(防衛医科大学校医学教育部 教授)の進行のもと、パネルディスカッションを行いました。子どもと大学生ボランティアには、普段の面談の様子や、将来の夢についてお話していただきましたが、時に冗談を言いながら談笑する様子には、本物のきょうだい関係のような、固い信頼関係がうかがえました。
■ 閉式のご挨拶
最後に、CFC代表理事の今井悠介から閉式のご挨拶をさせていただきました。
今年で贈呈式も5回目を迎えましたが、2011年にCFCが東北で活動を開始したときから変わらぬ想いを子どもたちに伝えさせていただきました。
この度の贈呈式には、クーポンを利用する子どもたち、保護者の方々、大学生ボランティア、支援者の方々など、100名近い方々にお集まりいただきました。
今回の贈呈式では、震災という大きなショックを経験したにもかかわらず、意欲的にチャンスを生かそうとする子どもたちの力強い言葉を聞き、本当に元気をいただきました。子どもたちには、この贈呈式をきっかけに、改めて自分の可能性を信じて、思い切り自身が興味のある活動に励んでほしいと思います。
また、贈呈式後には懇親会を行い、子どもたち、保護者の方々、ご支援くださっている方々、大学生ボランティアなど、全員でお話する場を設けましたが、皆さまと直接お話することで、CFCの支援の輪を繋がりを実感することができました。
大きな可能性を持つ子どもたちにしっかりと「チャンス」を届けられるよう、CFCスタッフ一同、これからも一層努力してまいります。平素より暖かく子どもたちを見守って下さっている皆さまには、これからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
◆CFCクーポン贈呈式概要:
日 時 | 2014年3月21日(土)14:00~16:30 (13:30開場) |
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会 場 | TKPガーデンシティ仙台勾当台 ホール1 宮城県仙台市青葉区国分町3丁目6−1 |
主 催 | 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン |
協 力 | 特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー |